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<北方領土>自由訪問第4陣が帰港 「次は子どもと上陸を」

7/17(月) 10:42配信

毎日新聞

 北方領土・国後島を訪れていた自由訪問第4陣(51人)が16日、交流専用船「えとぴりか」で根室市の根室港に戻った。ロシア側との調整がつかず、計画していた4カ所の集落のうち上陸できたのは、親族ら出身者のいない小田富(おたとみ)だけ。残る3カ所の出身者らは洋上で実施した慰霊祭で古里をしのんだ。

 元島民らは帰港後に記者会見し、生まれ故郷・米戸賀(べっとが)の沖、約900メートルで慰霊祭が営まれた岩松昇さん(77)=標津町=は「兄2人と姉1人が眠る古里で、行って良かったなという気持ちでいっぱい。次は子どもを連れて行き、上陸できればと思う」と語った。

 今年度1回目の自由訪問にも参加した野口繁正団長(75)=札幌市=は、今回も古里を間近にしながらたどり着けなかった。ロシア側の対応について「この2年ほど厳しくなっている。嫌がらせをされているかのようだ。同様のことが続くと、(自由訪問で)行く人が少なくなるのではと懸念している」と語り、実現性が高いとみられる墓参に合わせた形式で自由訪問を検討しては、と提案していた。【本間浩昭】

最終更新:7/17(月) 10:42
毎日新聞