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<九州豪雨>土石・流木群の中州出現 「新たな脅威」を懸念

7/17(月) 10:59配信

毎日新聞

 記録的な豪雨に見舞われた大分県日田市の花月川上流に、土石・流木群に覆われた大小10カ所近くの「中州」が出現した。土砂ダムを造った同市小野の土砂崩壊が主因とみられ、川の真ん中に突然現れた中州群に地元は「新たな脅威が生まれた。早急に撤去しないと、また水害を起こしかねない」と戸惑いを隠せない。

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 中州群は同市財津町(右岸)と藤山町(左岸)間の花月川の真ん中を大きく占拠している。この一帯は、2012年7月の豪雨禍で民家や田畑が水没し、一面、湖のようになったことがある。その後、激甚災害対策特別緊急事業(激特)で全面改修工事が実施され、堤防新設や護岸補強、河床掘削などが行われた。

 ところが今回の九州北部豪雨では5日以降、激流に押し流されてきた土石で大小10カ所近くの中州が次々に形成され、岩石の間には根がついたままの流木群がひっかかった。

 川幅は、5年前に30メートルほどだったが、激特で約100メートルに広がった。すっきりした流れになったところへの中州出現。流域の復興に努めてきた地元の21世紀三花まちづくり委員会の諫山洋介会長(83)は「小野地区の土砂崩れが、小野川を経由して花月川に流入したためではないか」と推測。「早めに中州を撤去しないと新たな水害を引き起こしかねない」と国土交通省筑後川河川事務所に連絡した。同事務所は現地調査を始めた。【楢原義則】

最終更新:7/17(月) 12:51
毎日新聞