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「韓国的慣習・文化に甘んじれば、現代車のさらなる成長は難しくなるだろう」(2)

7/17(月) 15:15配信

中央日報日本語版

「フ常務」は垂直的階層構造など韓国大企業の独特な企業文化を鋭く批判した。彼は儒教的企業文化こそ、韓国が世界の競争力で遅れをとる原因になっていると分析した。

--組織文化の側面で韓国企業が必ず直さなければならないと考えるのは何か。

「自分に与えられたミッションを成し遂げれば『家に帰るシステム』だ。会社員は上司との親密な関係の代わりに課題で評価されなければならない。仕事もないのに会社に長時間残っているのは社会的にも損だ。韓国の出産率が低いのはこのような点も影響を及ぼしただろう。上司がまだ退勤をしていないという理由で、または、無言の圧迫のために仕事がないのにずっと残っていなければならないのは資源の浪費だ。韓国が年間労働時間で全世界1位だが、それに応じて生産性が高くない理由がここにある」

--飲み会・登山のような韓国式企業文化を変えなければならないということなのか。

「3年間、ソウル生活を通じて飲み会が韓国企業でそれなりの意味を持っているという点を理解するようになった。今でも時々、じいじいとする鉄板を囲んで牛肉を食べた良才洞(ヤンジェドン)時代が懐かしい。ところが、飲み会は突然、当日に上司の思うがままに決めてはならない。酒を飲まない職員が非難や圧迫を受けてもならない。登山のような社内の集いも平日に行われるべきだと考える。中年層の考えは違うだろうが、ピクニックや登山は業務の一部だ」

現代車労組は14日、賛否投票を通じて66%の賛成率でストライキ案を可決させた。17日、中央労働委員会が争議調停中止を決める場合、労組はストライキに入ることができる。2012年以降、現代車労組のストライキは毎年続いている。労組はチェコ工場で生産されている現代車の初の高性能新車「i30N」の韓国搬入も反対している。

--現代車在職当時、米英マスコミに労組の問題を説明するとき、困ったことはなかったのか。

「私の主な業務は現代車の新車を全世界のメディアに広報することだった。ところが、労組員が良才洞社屋、または蔚山(ウルサン)工場で行っているデモを広報担当者の立場から見てただ無視することもできなかった。かつて同僚だった記者を工場に連れていくことができないということを意味するためだ。今、韓国労組は1980年代後半の設立初期より非常に戦闘的に変わっている。まるで40~60年代の米労働組合を見るようだ。一つ付け加えると、鄭夢九(チョン・モング)会長の業績の一つは蔚山に一本化していた現代車の生産ラインを米国・チェコ・トルコなどの地域へ多角化した点だ。韓国人の考えは違うかもしれないが、これによって会社が為替・労組の変数からそれなりに自由になることができた」

--最後の質問だ。あなたが考える現代車のリーダーシップの要諦は?

「鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長が現代車の成功のカギだ。2年間という短い間、『N』を量産できたことも鄭副会長の役割があってこそ可能だったと考える。BMWの高性能ブランド『M』の開発を主導したアルベルト・ビアマン副社長を採用したおかげだ。彼はペーター・シュライヤー氏、ルク・ドンカーヴォルケ氏など世界的なデザイナーを起用した。謙虚ながらもグローバルな見方を備えた鄭副会長の能力を信じている」