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大横綱にささげる白星=白鵬「超えて恩返し」-大相撲名古屋場所

7/17(月) 21:04配信

時事通信

 1045勝に王手をかけていた白鵬は、土俵に上がっても「ちょっと違った」と言う。尊敬する千代の富士に並ぶ白星が懸かる一番は特別だった。

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 千代の富士の速さを意識した立ち合いだった。鋭い踏み込みからの攻めはよどみなく、突きも力強い。輝の足がそろったところを見逃さずにはたき、「(千代の富士が得意の左)上手は取れなかったけど、早々と達成できてほっとしている」と余韻に浸った。

 入門時は62キロの軽量だった白鵬にとって、小さな大横綱は手本で、憧れの存在だった。白鵬は今では192センチ、160キロと堂々たる体格となり、千代の富士を大きく上回るペースで勝ち星を重ねた。千代の富士の弟弟子だった八角理事長(元横綱北勝海)は「集中力があるのは共通している」と姿をだぶらせて話す。

 節目を迎え、白鵬は千代の富士が掛けてくれたであろう言葉に思いをはせた。「あと二つ、三つ(勝て)と言っていただけると思う。まずあした勝って超えることが恩返し」。感謝の気持ちはさらに白星を積み重ねることで伝える。

最終更新:7/17(月) 21:10
時事通信