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ダル粘投も勝ち負けつかず…ライアン超え通算940三振も

7/17(月) 15:28配信

スポニチアネックス

 レンジャーズのダルビッシュ有投手は16日(日本時間17日)、敵地でのロイヤルズに先発し、6回2/3を8安打3失点(2自責点)で自身に勝ち負けは付かなかった。過去4試合で2勝1敗、防御率2・25と相性の良い相手だったが、勝運にも見放されて試合は3―4サヨナラ負け。これで先発した最近10試合でチームは1勝9敗。自身も1勝6敗だが「負けはいつでも良いことではないが、今回はシリーズ(3連戦)を取りましたし、何より負け越さないのが大事」と落胆せず、ポジティブな姿勢で前を向いた。

 気温33度、湿度71%の猛暑の中でも、全98球中、直球とシンカー(ツーシーム)の速球系が62球(63・2%)とパワーで押しまくった。「最初3イニング粘られたんですけど、途中からいい感覚をつかんでよく投げられたと思います」

 敵地のマウンドにも手こずった。「最初は大丈夫だったんですけど、相手投手も投げていて、暑いので(地面は)凄く固くなるから、掘れているところは変に掘れていたので投げづらかったです」

 それでも97マイル(約156キロ)が4球、96マイル(約154キロ)が11球と速度と切れがあった。ストライク率も71・4%で、70%超えは11試合ぶりだ。

 それでも勝てない。今季14度目のクオリティースタート(QS、6回以上で3自責点以下)でQS率は70%となったが、その半分の7試合でチームは負けている。

 この日は自身のミスもあった。初回は無死一、三塁のピンチで、初球の内角低めを狙ったシンカーが逆球となり外角にワンバウンド。「捕手が捕れないところに投げました」。今季9度目の暴投で失点。その後1死二塁からインサイドムーブで走者を誘い出し、二塁ベース上にけん制球を投げが、遊撃手のカバーが間に合わず、送球は中堅方向へ転々。二塁走者の進塁を許し、失点にはつながらなかったがメジャー通算120試合目で初失策も犯した。

 同点に追いついてくれた直後の3回は、2死から4番ホスマーを追い込みながら、8球投げさせられた末に四球。続くムスタカスに右中間へ適時二塁打を浴びた。再び同点に追いついた直後の7回も2死から9番打者にヒットを許し、1番メリーフィールドに左翼線二塁打。左翼手マザラが処理を誤り、一塁走者が一気に三塁を蹴って勝ち越され、これで交代となった。

 暴投での1失点と2死からの2失点。「もったいないと言っても、戻ることはできない。仕方ないと思うしかない。あの場面でベストを尽くしたので」と悔しさは押し殺した。

 4回には先頭モスから94マイル(約151キロ)、ど真ん中の直球で空振り三振を奪い、これが通算940個目。ノーラン・ライアンを抜き、レンジャーズ史上4番目になっている。(奥田秀樹通信員)

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