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【石川】小松大谷、逆転サヨナラ発進

7/18(火) 8:04配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権石川大会 ▽2回戦 小松大谷4x―3石川高専(17日・金沢市民)

 1回戦1試合、2回戦8試合が行われた。春8強の小松大谷は、石川高専に4―3で逆転サヨナラ勝利。2連覇を狙う星稜は、羽咋工にコールド勝ち。昨秋王者の日本航空石川、寺井、津幡、小松商、金沢工のシード校も順当に3回戦進出を決めた。

 小松大谷のドラマは最終回が見逃せない。

 石川高専に1点をリードされて迎えた9回1死二、三塁。「的を絞らず打席に立った」という中村崇良(たから)二塁手(3年)の打球は左中間をきれいに破った。「『きた!』と思った」(中村)。二塁ランナーがサヨナラのホームを踏むと、球場はこの日一番の歓声に包まれた。ベンチからナインが飛び出して喜び合い、逆転サヨナラ勝ちのエンディングが出来上がった。

 中村は「6回に逆転されてから、正直、焦りはありました。でも、自分のスイングで振り切れた」と振り返った。西野貴裕監督(42)は「安打は出ていたが、点数が入らず、嫌な感じだった。奇跡です」と声を震わせた。

 チームはこの冬、山を3つ越える17キロ走や、200メートル×15本など徹底して走り込んできた。中村は「歴代一、走ったチームらしいです。苦しかった。でも、あれを乗り越えたから今日を乗り越えられた」と、走って鍛えたスタミナと粘り強さが生んだ勝利だと語った。

 2014年夏の石川大会決勝では、星稜に9回8点差から逆転サヨナラ負け。翌15年、その星稜に逆転サヨナラ返しで雪辱するなど、劇的な結末に縁深いチーム。またも演じた逆転劇を、指揮官は「(過去は)意識せず、ただ諦めずにやった結果。冬に苦しい思いをした選手の力」としみじみ語った。

 「また1戦1戦粘り強く戦いたい」と中村は前を向いた。1985年以来の聖地へ、小松大谷のドラマは続く。(尾田 敏成)

最終更新:7/18(火) 8:21
スポーツ報知

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