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豪華寝台列車クルーズトレイン「ななつ星」「四季島」「瑞風」が故障や大雨で運休や遅延すると払い戻しはどうなる?

7/17(月) 20:25配信

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豪華寝台列車クルーズトレインの泣きどころ

1泊2日で1人35万円、3泊4日で1人70万円。贅沢な海外旅行にも行けてしまう高額な国内旅行ツアーが、今、予約が取れないほどの人気です。

この国内旅行ツアーの正体は、豪華寝台列車列車で観光するクルーズトレインの旅。JR九州の「ななつ星in九州」に続いて、2017年には「トランスイート四季島」「トワイライトエクスプレス瑞風」の2列車の運行が開始されました。

しかし、あまりの人気ゆえJR各社の販売分は抽選販売。しかも、その抽選倍率が10倍を超えていて、乗りたくても乗れない状況が続いています。

ですから、このように大人気で予約が取れないクルーズトレインが、もし、列車運行できなくなるなどのトラブルがあると、それは一大事に発展します。

なぜなら、列車自体が特別な仕様で1編成しかなく、通勤・修学列車のように他の列車や路線、車両にお客様を振り返ることができないからです。そして、せっかく大難関を突破して手に入れたプラチナチケットが、泡となってしまいます。

実際、過去には、「ななつ星in九州」が、運休や途中打ち切りをした事例があります。途中打ち切りの場合は、お客様の救出用に並走している専用バスにお客様は乗り換えて最終目的地に到着しました。

最近では、2017年7月2日に「トランスイート四季島」が車両故障により最終到着駅の上野駅に3時間遅れで到着しました。7月4日には「トワイライトエクスプレス瑞風」が大雨のため、和田山駅で列車からバスに乗り換えて、お客様は最終目的地に向かいました。さらに7月5日には、同じく「瑞風」が、大雨のため2泊3日コースを運休しました。

まさに、1編成しかない列車ゆえの泣きどころでしょう。

運休や途中打ち切りの場合の料金の対応はどうなる?

では、クルーズトレインの遅延や運休で、旅行代金の払い戻しはいったいどうなるのでしょうか? 

通常の特急であれば、2時間以上遅れると、特急料金が全額払い戻しになり特急料金は実質無料になります。

しかし、クルーズトレインの運営形体は「列車」ではなく、「旅行ツアー」です。ですから、申し込み時の旅行ツアーの定款により、払い戻し料金が決定します。

通常の特急列車は、乗客を決まった時刻に普通列車よりも速く目的地まで送り届けることに価値を見出しています。特急料金という特別料金を支払うことで、普通列車よりも速達性や快適性の対価を乗客は鉄道会社から提供してもらいます。

一方、クルーズトレインは、博多発・博多行き、上野発・上野行き、京都発・新大阪行きの行き先表示を見るとわかる通り、最終目的地に速く到着することが目的ではありません。クルーズトレインは、クルーズトレインという旅行ツアーの価値をお客様に十分に提供できたかどうかが重要になります。

ですので、クルーズトレインの途中打ち切りや運休の場合の払い戻し金額は、クルーズトレインの旅行の価値を、お客様が十分に受け取ることができたかどうかが焦点になるでしょう。

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最終更新:7/17(月) 20:25
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