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新大久保は韓流だけじゃない! ~ネパール居酒屋モモ

7/17(月) 11:12配信

朝日新聞デジタル

【東京の外国ごはん】

 いま東京で最も“国際的”な街は、もしかしたら新大久保じゃないだろうか。JR新大久保駅の改札を出て左へ曲がり、大久保通りを渡ったところにある通称“イスラム横町”でカメラを構えていてびっくりした。ファインダーをのぞき、シャッターを切るたびにいろんな人が写り込んでくる。白人、黒人、東アジア人、東南アジア人、中東系……あらゆる人種が横切っていく。私が知らなかっただけかもしれないが、“新大久保=韓国”だった時代はいつの間にか過ぎ去り、すっかりマルチカルチュラルな街に変貌(へんぼう)していた。クラクラするような興奮を覚え、どんどん奥へ吸い寄せられていく。

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 イスラム横町へ入ってすぐ左手に、小さな食料品店、「Barahi(バラヒ)」はある。一歩中へ入ると “外国の香り”がムンムン。インドや東南アジアの香辛料や調味料、豆類などから、レトルトや缶詰めなどの加工食品、冷凍のヤギ肉や羊肉など、置いてあるものはすべて輸入品。しかもニョクマムやチリソースなどは、日本のスーパーに比べるとずいぶん安い。まるで外国に来たかのような気分になり、一気にテンションが上がった。

 ネパール料理がおいしいと評判の「ネパール居酒屋 モモ」は、この食料品店の2階にある。オーナーは、1階の食料品店も経営する、ネパール人のブサン・ギミレ(Bhushan Ghimire)さん(50)。

 さっそく2階にあがり、ネパール料理を食べることにした。「ネパール料理=カレー系」というざっくりとしたイメージしかなかったが、メニューを見ると、「居酒屋」と銘打っているだけあって、ビールに合いそうな小皿料理がたくさん。中国、インド、チベットの影響を受けながらも独自に発展したネパール料理は、インドより若干スパイスがやさしめで、鶏肉や羊肉だけでなく、ヤギの皮付き肉や骨付き肉をよく食べるのが特徴。味付けはニンニクやコリアンダーを使うものが多いのだそう。はっきりいって、メニューの端から端まで食べたかったが、残念ながら胃袋はひとつ。3皿に絞ることにした。

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