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岡山理科大 ワイン研究の拠点開設 醸造技術の開発、19日にシンポ

7/17(月) 8:13配信

山陽新聞デジタル

 国から「ワイン特区」に認定された岡山県新見市、ワイナリーのtetta(テッタ)(同市哲多町矢戸)と包括連携協定を結んでいる岡山理科大(岡山市北区理大町)は、学内にワイン研究の拠点施設「ワイン発酵科学センター」を開設した。産学官でワインの醸造技術の開発などを進める狙い。19日、開設を記念したシンポジウムを同大で開く。

 同センターはB1号館2階の計千平方メートル。ワインの醸造や分析の機器、酵母・乳酸菌の培養装置などを備えている。4月に開設し、専任教員2人を配置。醸造・貯蔵技術の開発、香味成分の解析などを進める。

 同大自然植物園(岡山市北区横井上)には実験農地(約10アール)を設け、2018年度から醸造用ブドウを栽培し、岡山の気候、土地に適した品種を研究する。

 17年度は全学生対象の副専攻として「ワインプロジェクトプログラム」を始めた。tettaなどと連携し、醸造の基礎的な知識や技術の習得を図り、ワインについて情報発信できる人材の育成を目指す。

 将来的には大学発ワインの開発も視野に入れており、専任教員の金子明裕教授は「ワイン研究に産学官で取り組む大学は全国的に少なく、大学の新しい魅力にしたい。地元に適した品種、酵母の研究を進めることは地域振興にもつながる」と話す。

 シンポジウムは午後4時45分~6時20分。ブドウの醸造用新品種開発で知られる望岡亮介香川大教授、堤浩子・月桂冠総合研究所主任研究員がそれぞれ基調講演し、センター長の星野卓二岡山理科大副学長、金子教授らを交えたパネルディスカッションもある。入場無料。事前申し込みは不要。問い合わせは平日に同大入試広報部(086―256―8412)。