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<特選アーカイブ>アフガニスタン~公開処刑された女性を追って(10)女子刑務所で 写真5枚【玉本英子】

7/17(月) 6:30配信

アジアプレス・ネットワーク

◆ザルミーナが拘置されていた雑居房

1987年に設立されたアジアプレスは今年で30周年。7月22日~29日まで東京にて記念イベントが行なわれます。その一環で「ザルミーナ」(2004・監督:玉本英子)を上映します。それにあわせ、過去に取材・発表した記事を特選アーカイブとして掲載します。(イベントにつきましては下欄をご覧ください)

【関連写真を見る】アフガニスタン・ガズニ州で農村部の警備に向かう武装警備団

(※2003年初出のアーカイブ記事。情報等は当時のまま)
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ザルミーナは処刑されるまでの約2年間をカブールのウェラヤット刑務所で過ごした。
刑務所は高い石壁で囲まれてはいるものの、敷地には地方裁判所も隣接している。

このため、そこが刑務所と言われなければ、外から見ただけでは気づかない。
敷地の中にある隔離された一角が女性受刑棟になっている。

入り口は木製の扉で隔てられていて、そこを抜けると、コンクリートに囲まれた一階建ての長い獄舎が連なっている。
男性刑務官は基本的に入ることができず、すべて女性刑務官を通じて面会手続きなど外部とのやりとりが行われる。

部屋はすべて雑居房で、数人が一緒に入れられている。
とくに労働が課せられているわけでもないため、他の受刑者と話をしたり、自分の食事を作る以外は、この閉ざされた場所をただ座って過ごすしかない。
刑務官も服役囚も私服なので最初は区別がつかなかったが、しばらくすると、厳しい顔つきの女性が刑務官で、悲しそうな顔をしているのが囚人だとわかるようになった。

売春罪で服役していた受刑者は、「顔を見ないでください」とかぼそい声でつぶやき、私から目を背けた。
疲れきったようなうつろな瞳が黒いベールから覗く。彼女たちは多くを語ることはなかった。

だが、そのなかに「私は冤罪です」と、私に打ち明ける若い女性がいた。
タクシーに乗ったところ運転手に体を触られそうになり、声をあげて騒いだら、集まってきた人に売春婦と勘違いされて捕まり、4年半服役することになったという。
冤罪を晴らす手立てもないまま、刑務所に入ることになった者も少なくない、と話した。

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