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佐藤可士和がオーダーメイドのスーツを選ぶ理由 コナカを前進させた社長とのやりとり

7/17(月) 11:23配信

BuzzFeed Japan

スーツ業界に暗雲が漂う。ビジネスシーンでは、ジーンズやポロシャツなどを着用するカジュアル化が進み、仕事での装いはもはやスーツが当たり前ではなくなってきている。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

ガングロギャルのスッピン。見てみたい?

「高度経済成長を支えた人や団塊の世代の人たちがリタイアし、スーツを着るシーンが減ってきているのが現状です」

BuzzFeed Newsにそう話すのは、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん。これまでユニクロや楽天、明治学院大学のロゴなど、誰もが一度は目にしたことがあるだろう作品を生み出してきた。

業界に起死回生の波をもたらそうと奮闘する佐藤さんは、いま何を思うのか。

スーツに対するニーズの変化

スーツ業界が苦しんでいるのがわかるデータの一つが、総務省の家計調査にある。1世帯あたりの背広服への支出金額は、多少の増減を繰り返すものの全体的に右肩下がりになっている。

ファッションのカジュアル化に加え、団塊の世代の引退、少子化などが、スーツ市場全体の売上の減少に拍車をかける。

スーツの需要が減ってきている昨今、佐藤さんはこう見る。

「ITが進化し、働き方やそれに対する価値観が変化しました。それと同時にスーツに対する考え方もどんどん緩やかに変わってきました」

かつて、スーツを買い求めるならばオーダーメイドだった。だが、次第にスーツ専門店が展開する大型店舗に来店し、大量生産によって低価格に抑えた既製品を買うのが主流になった。

その流れがまた変わってきた、というのだ。

「今の時代は、すごく変わった服がほしいわけではないけれど、人と同じ服は嫌だと思う人が多いじゃないですか。同じデザインで『安ければいいや』というようなユニフォーム的な考え方は変わったと思います」

スマートフォンを活用した新たなオーダースーツブランド

そこで目をつけたのが、オーダーメイドのスーツだった。他人とは異なるデザインで、自分だけにぴったりフィットした一着は、どの世代にもニーズがある。

コナカは、新たなオーダースーツブランドのトータルプロデュースを佐藤さんに依頼。そして2016年10月、スマートフォンを活用するシステムを採用した「DIFFERENCE(ディファレンス)」が生まれた。

東京都の青山に1号店をオープンすると、売上が順調に推移して全国に20店舗を構えるまでに拡大。今後も全国で店舗数を増やす予定だ。

コナカの新ブランドは、若年層を中心とした消費者の心をつかんで見事に成功したという。

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最終更新:7/17(月) 11:23
BuzzFeed Japan