ここから本文です

フォーミュラEニューヨークePrixレース2決勝:バードが2日連続勝利。ガスリー最終ラップでハイドフェルドと接触も4位

7/17(月) 3:30配信

motorsport.com 日本版

 フォーミュラEのニューヨークePrixレース2の決勝が行われ、DSヴァージンのサム・バードが優勝。前日のレース1に続きニューヨーク2連勝を果たした。

【リザルト】フォーミュラEニューヨークePrixレース2決勝結果

 前日のレース1に続いて行われたレース2。距離は43周から49周へと6周延長されており、エネルギーマネジメントがより重要となってくる。

 ポールポジションからスタートしたのはバードだったが、イン側2番グリッドのフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)がターン1にホールショットを決める。

 しかし、タイトなヘアピン状のターン1で多数の接触が発生。3番手に上がっていたジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)はリヤのフェンダーを壊し、オレンジボールフラッグを提示され、ピットインを余儀なくされてしまう。

 また、アプト・シェフラー・アウディ・スポートのダニエル・アプトは、ターン6で一時ストップしてしまった。アプトはすぐに走り出すことができたものの、完璧な状態には程遠くピットイン。大きく遅れる結果となってしまった。

 先頭に立ったローゼンクビスト、バード、ニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)、ピエール・ガスリー(ルノー・e.ダムス)の4台は、5番手以下を大きく引き離してレースをリードしていく。

 6周目にジャガーのミッチ・エバンスがオーバーラン。このマシンを排除するためにフルコースイエロー(FCY)が宣言される。このタイミングで、上位集団からガスリーが遅れてしまう。

 このタイミングでハイドフェルド、ルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)、アプトの3人に、ファンブーストが与えられたことが発表された。

 10周目にレース再開。その直後の11周目ターン6で、バードがローゼンクビストのインに飛び込み、オーバーテイク完了。ハイドフェルドもローゼンクビストのオーバーテイクを狙うが、これは叶わなかった。このバトルの間に、ガスリーが再び先頭集団に追いついてきた。

 ディ・グラッシは、オリバー・ターベイ(ネクストEV NIO)が抑える第2集団の真っ只中にいた。なかなかオーバーテイクができず苦労したものの、それでもなんとか1台ずつ攻略し、15周目にはターベイを抜いて5番手に上がった。ただ、4番手ガスリーとの差は8秒以上である。予選では振るわなかったニコラス・プロスト(ルノー・e.ダムス)も、ディ・グラッシに続いてターベイを攻略した。

 レース序盤にオレンジディスクを出されて最後尾に落ちたベルニュは隊列に追いつき、少しずつポジションを上げていった。

 20周目、レース1でポールポジションを獲得したアレックス・リン(DSヴァージン)が、ターン6の先でマシンを止めてしまう。これで再びFCYとなる。

 このタイミング(22周目終了時点)で、まだバッテリーが10%以上残っているにも関わらず、マヒンドラの2台、ガスリー、ディ・グラッシ、プロストら多くのマシンがピットイン。マシンを乗り換える。先頭のバードは、1周遅れてピットインし、ローゼンクビストの直前でコースに戻った。

 バードがコースに直後にFCYが解除。ピットインが遅れたテチータの2台は、後退することになった。

 マシンを乗り換えた後、トップ3台は3秒以内の差で走行していくが、ガスリーはこの3台から8秒遅れ。さらにその後方9秒のところにディ・グラッシがいるという展開。ディ・グラッシのすぐ後ろにはプロストが追いついた。

 32周目のターン6で、8番手を走行していたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(アンドレッティ)がスピン。この間にドラゴンの2台に先行を許してしまった。

 先頭に立ったバードは、マヒンドラ2台を徐々に引き離していく。逆に後方からは、ガスリーが好ペースで徐々にその差を縮めていく。

 36周目のターン6で、ハイドフェルドがローゼンクビストを交わして2番手に浮上。ローゼンクビストはペースが上がらず、進路を譲った格好だ。

 45周目、ドラゴン勢同士のバトルが勃発。ジェローム・ダンブロジオがロイック・デュバルをターン6で交わし、8番手に浮上した。その翌周の同じコーナーでは、デュバルにダ・コスタが追突。デュバルはこれでスピンし、12番手まで後退してしまった。ダ・コスタはこの事故の責任を問われ、ドライブスルーペナルティが科せられた。

 47周目、ハイドフェルドがローゼンクビストにポジションを譲り返す。しかし、バードはずっと先。バードはそのままトップでチェッカーを受け、ニューヨーク2連勝を果たした。

 最終ラップにもドラマがあった。4番手を走っていたガスリーが、マヒンドラのランデブーに追いつき、ハイドフェルドにオーバーテイクを仕掛ける。そのまま並びかけるように最終コーナーを回った。その際、ハイドフェルドとガスリーが接触。ガスリーはウォールにクラッシュしたままチェッカーを受けた。一時はガスリーが前に出たが、結局3位でチェッカーを受けたのはハイドフェルドで、マヒンドラが2-3フィニッシュを果たした。

 ガスリーは4位。ディ・グラッシは5位まで浮上するのが精一杯で、欠場したブエミとの差を詰め切るには至らなかった。

 次戦モントリオールePrixは、7月29日にレース1、7月30日にレース2が行われる。レース2はシーズン3の最終戦。いよいよチャンピオンが決まる。