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菓子離れ防げ! 「工場見学」戦略

7/17(月) 15:59配信

ホウドウキョク

自由研究のテーマとして、すっかり定着したのが工場見学です。その人気の背景には、お菓子離れを防ぐ企業の戦略があった。
「パピコ」などのアイスを製造している工場。
2017年2月に稼働し、7月13日に江崎グリコ初のアイス見学施設「グリコピアCHIBA」としてオープンした。
衛生面の取り組みを理解してもらうことも、目的の1つだという。
「クリーンルーム」という、体についたほこりや、ごみなどを取る機械。
入ってみると、360度から強い風が吹きつける。
また、ずらっと並んだ真空のタンク。
この中で、アイスのもとの液体が、24時間かけて熟成される。
4度まで下げられたアイスは、さらにゆっくりと温度を下げ、容器に。
一糸乱れず、同時に流し込まれる。
そのスピードは、1分間でおよそ400本。
-3度から、-10度に、らせん状に移動させながら冷凍される。
そして包装され、全国へ。
できたてのパピコは、試食もできる。
なぜ企業は、工場見学に力を入れるのか。
江崎グリコ・江崎勝久代表取締役社長は、「アイスの勉強なり、あるいはグリコの知識を、理解を深めてもらってですね、それが結果的には、グリコのファンになってもらいたいという狙いでございます」と語った。
総務省の家計調査によると、1世帯あたりの菓子類の消費支出は、1990年の5,288円をピークに減少。
ここ数年は、回復傾向にあるものの、こうした工場見学は、顧客の囲い込み戦略ともいえる。
そして、この工場も根強い人気が。
埼玉・坂戸市にある「明治なるほどファクトリー」。
1979年に設立されてから、目玉商品のチョコレートと、カールの生産ラインを公開してきた。
小学生の社会科見学が多いということだが、この日、訪れたのは。
工場の見学者は、「みんなでママ友とかと誘って」、「小学校の時とかの社会科見学を、ちょっと楽しめるみたいな、若い時に返った気分を味わえたかなと」などと語った。
明治広報部・栗原信彦見学施設長は、「(見学の予約は)前年に比べまして、30%以上の伸びでいただいております。実体験をしながら、楽しく工場見学ができるというところが、お客様から高い評価をいただいた結果だと思っております」と語った。

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最終更新:7/17(月) 15:59
ホウドウキョク