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朝乃山、無心の取組で勝ち越し 「自然と体が反応」

7/17(月) 1:01配信

北日本新聞

 「一日一番」「(星勘定は)意識しない」。朝乃山は大相撲名古屋場所に入ってから、自身を戒めるようにこう言い続けてきた。勝ち越しの懸かった大一番を制した16日の取組後も、「自分の相撲を取り切ることだけを意識した」と気を緩める様子はない。無心の取組が快進撃につながっている。

 この日も持ち前の体を生かして前に出る相撲が光った。幕内20場所の経験がある旭秀鵬関に対し、鋭い踏み込みで右を差すと、左上手を同時に引きつけた。「休まず出たのが良かった」。迷いなく攻め、瞬時に勝負を決めた。

 好調の要因は、場所前に高砂親方(元大関・朝潮)からもらった言葉にあるという。「大ざっぱでも良いから豪快な相撲をとりなさい」とアドバイスを受け、「細かいことよりも、ずばっと言ってもらえたことが心に響いた」と振り返る。

 立ち合いで相手の動きが予想と違っても、今場所は「自然と体が反応している」。支度部屋などでの落ち着いた語り口から、充実ぶりが伝わる。

 目標の一つに掲げる勝ち越しを果たしたが、ここで満足するつもりはない。「あとは白星を積み重ねていくだけ」。目の前の勝利だけを追い求め、後半戦に挑む。(社会部・川端浩泰)

北日本新聞社

最終更新:7/17(月) 1:01
北日本新聞