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市西宮・山本拓実完封、関西NO1の本領発揮/兵庫

7/17(月) 7:59配信

日刊スポーツ

<高校野球兵庫大会:市西宮7-0県伊丹>◇16日◇2回戦◇明石トーカロ球場

 最速147キロのプロ注目右腕、山本拓実投手(3年)を擁する市西宮が好スタートを切った。先発した山本は「今日は力まないことがテーマ。ランナーがいないときは7、8割の力」と打たせて取るピッチングで、4回まで無安打。8回無安打完投の昨夏に続く、ノーヒットノーランが期待されたが、5回2死で真ん中に入った直球を左前に運ばれた。

【トーナメント表】兵庫大会 組み合わせ

 「少し力んでしまった」。夏初めての被安打に唇をかんだが、後続を右飛に打ち取り、詰めかけた8球団のスカウトにアピールした。この日は140キロ台を連発し、最速は146キロ。「初戦が一番難しいけど、しっかり投げてくれた」と吉田俊介監督(32)。広島の鞘師(さやし)智也スカウトからも「完成度が高く、現時点では満点。関西NO・1」と絶賛された。

 筋金入りの野球好きだ。3歳から始め、テレビで見た阪神桟原将司や下柳剛のフォームをまね、幼稚園から帰ると毎日ボールを壁に当てて遊んだ。家族と公園に行けば、大教大時代に近畿1部リーグで首位打者にも輝いた父勝三さん相手に、何時間も野球ゲームで遊んだ。今も野球への気持ちは変わらず、「自分が好きな野球で負けたくない」とマウンドに立つ。

 同校の女子生徒は1949年(昭24)の夏の甲子園から「プラカード嬢」を務めている。野球部にとっては54年ぶりの聖地での“アベック出場”が最大の目標だ。3回戦は18日、長田と対戦する。山本は「今日は全てのボールが思ったコースに行ったわけじゃない。反省点もある」と引き締めた。近くて遠い甲子園。でも今年は、本気で狙えるだけのエースがいる。【中島万季】

 ◆山本拓実(やまもと・たくみ)2000年(平12)1月31日、兵庫・宝塚市生まれ。3歳から野球を始め、仁川小1年から仁川ユニオンズに加入。宝塚一中では兵庫タイガースに所属し、主に内野手。高校で投手に転向し、1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒5。167センチ、70キロ。

最終更新:7/17(月) 9:21
日刊スポーツ