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巨人後半戦逆襲へ小林の1発期待「月に3回見せて」

7/17(月) 7:59配信

日刊スポーツ

 「リアルお祭り男」脱却で、今度こそ高橋監督を喜ばせる。巨人小林誠司捕手(28)が、今日17日から再開する後半戦のキーマンになる。初出場した「マイナビオールスターゲーム2017」で初打席初本塁打。一夜が明けた16日は、巨人から出場した6選手でただ1人、ジャイアンツ球場の全体練習に参加した。Aクラス復帰には「8番捕手」の打力向上が不可欠。小林が打って巨人が巻き返す。

【写真】オールスターで本塁打を放ち、高橋監督に思いきりつっこまれる小林

 お祭りで打ち上げた1発の反響が止まらない。ジャイアンツ球場に到着した小林は、チームメートから次々と「ナイスバッティング!」の声を掛けられた。練習後、すれ違った村田真ヘッドコーチからは「月に3回は見せてくれ! 神に祈っといたぞ!」とハッパを掛けられ苦笑い。「初球から思い切り振ったのが、たまたまホームランになっただけ。後半戦は、それを忘れて頑張ります」。申し訳なさそうに頭を下げて、敵地名古屋へと向かった。

 小林の1発にはそれだけの価値がある。「8番捕手」の長打は、チームの得点力を大きく上昇させる期待の一手。現役時代に捕手として2桁本塁打4度の村田真コーチは真剣に願う。「8番が2アウトランナーなしや一塁で、ライト前に打ってもな。長打がほしい。去年4本打ってるんだから。あいつが打てば点につながるんや」。ここまで0本塁打のバットがブレークすれば、高橋監督も大喜びで両手を広げてくれる。なぜ今打つんだ、の「WHY」を、小林がいるから強い「BECAUSE」へと変えられる。

 今季1号への機運は徐々に高まっている。ここまで打率は1割9分も、前半戦ラスト10試合は31打数8安打で2割5分8厘と調子を上げてきた。「普段から右方向を意識したバッティングを続けていますから」。この日のフリー打撃では38スイングで柵越えゼロも、黙々とライナー性の当たりを飛ばし続けた。球宴での1発は「自信になることはないですが、楽しくできました」と確かな感触が残っている。村田真コーチからは「キャッチャーはヤマを張るのが普通。ヤマ張りでええんや」と力強く背中を押された。大舞台のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも球宴でも輝いたお祭り男が、シーズンでもイケイケムードを巻き起こす。【松本岳志】

 ◆巨人の8番・捕手 「意外性の男」と呼ばれた山倉が87年に打率2割8分4厘、21本塁打、62打点(成績は先発8番出場時)でセ・リーグMVPを獲得。この年の山倉は8月だけで7本塁打を放った。90年代は現ヘッドコーチの村田真が台頭。村田真は8番で2ケタ本塁打を3度打った。阿部も新人の01年には8番で13本塁打。

最終更新:7/17(月) 8:15
日刊スポーツ