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【特集】祇園祭の“あの魚”が危機?

7/17(月) 15:20配信

毎日放送

京都の人なら食べずにはいられないという夏の味覚・ハモ。そのハモを取り巻く環境がいま変わりつつあるといいます。一体、どういうことなのでしょうか。

祇園祭りとハモ

見事な包丁さばきで骨切りされる、旬のハモ。たんぱくながらもうまみが詰まったハモは京都を代表する夏の味覚です。

祇園祭の期間に行われる「はも道中」。祇園祭は別名「鱧祭り」とも呼ばれ、ハモと祭は切っても切れない関係なのです。京都の老舗料亭、井傳。炭でじっくり焼き上げたり、茹でたハモを井戸水でキュッとしめたり。旬の味をいただきました。

「梅肉でいただきます。骨あります?ってくらい」(山中真アナウンサー)
「よく切れてますか?」(井傳 井山修一さん)
「脂がすごいですね、噛んだあと。お寿司も…おいしい!」

ハモが捕れない?

生命力が高いため夏でも鮮度を維持しやすいというハモ。そのハモがいまピンチだという情報が…

「今年90年目を迎えるという国内で最も古い市場、京都市中央卸売市場に来ているんですが…朝早くから、せりが始まっていますね」(山中真アナウンサー)

淡路島はもちろん、四国や九州などからたくさんのハモが入っています。

Q.ハモの扱いは多い?
「京都は『鱧祭り』というくらい祇園さんが待ってますので、この時期がMAXですね」(大水 仲正行さん)
Q.マグロと比べてどう?
「マグロの5~6倍はあるでしょう」
Q.今年は捕れている?
「かなり少ないですね」
Q.今値段はどれくらい?
「国産の高いときで(1キロ)4000円くらい」
Q.捕れていない分、ちょっと高くなったりしている?
「それはありますね」

徳島の漁港へ

ハモの状況を確かめるため、取材班は一大産地の徳島へ急行することにしました。

「ハモが多く捕れるということで、四国までやってきました。朝3時です。早いですね。というのも、ハモの漁は一晩中、夜中に行われるということで、漁港に戻ってくるのが早朝だからなんです」(山中真アナウンサー)

この日は梅雨による悪天候のため、漁に出ていたのは1隻だけ。その船が元根井漁港に戻ってきました。夜行性のハモは海底の岩場にある穴の中にすみ、夜になるとエサを食べるために出てきて、そこをうまく捕るのが漁師の腕の見せ所だといいます。どれだけ捕れたのか、いけすをのぞいてみると…

「かなり捕れてますね!立派ですね、どうやって掴むんですか?」(山中真アナウンサー)
「首のところをしっかり掴んだら、何もできひん」(住村洋昌さん)
「けっこう口開きますね!怖いな!ほぼ怪獣のような…大きさはどうですか?」
「ちょっと細いのかな。太いハモは少ないかもしれんね。こいつとか、めちゃ細い」

ただ、漁獲量は徐々に回復してきているということで、いまから増える祇園祭の需要には間に合いそうだといいます。

Q.このまま出荷?
「関西にいったり、あとは東京に出荷したり」
Q.京阪神は生きたまま出荷?
「そうですね」
Q.関東へは?
「職人がいるんですよ。ハモを骨切りする職人がいて」

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最終更新:8/2(水) 16:25
毎日放送