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白鵬、黄金プラン順調 千代の富士に並ぶ通算1045勝

7/18(火) 16:56配信

夕刊フジ

 ■大相撲名古屋場所9日目(17日、愛知県体育館)

 「千代の富士関みたいに速い立ち合いで勝とうとしたけど、上手が取れなかったね」

 新鋭の輝をはたき込み9連勝で通算1045勝とし、ついに歴代2位の大横綱千代の富士に並んだ。支度部屋に引き揚げた白鵬は、カメラの放列に向かってバンザイしてみせた。

 最多勝利は名大関といわれた魁皇(現浅香山)の1047勝だが、白鵬は「同じ横綱として千代の富士関をまず目標にしたい」と1045勝に照準を合わせていた。とはいえ、若いころは「毎場所優勝しても10年はかかる。とんでもない数字」と異次元の記録と思っていたという。

 だが、平成23年名古屋場所で魁皇が1046勝目を挙げ塗り替えた。このとき、元千代の富士の九重親方(当時)は「記録にこだわりはない。後に続く力士たちの励みになるようにどんどん伸ばしてほしい」と魁皇を祝福していた。

 白鵬が平成22年秋場所7日目に54連勝を達成し自身の53連勝を抜き去ったときも、「おめでとう。でもまだまだこれから」と声をかけた。

 年は30歳も離れていたが、九重親方は自分の弟子のように白鵬をかわいがり、白鵬も一時代を築いた大横綱としてリスペクトしていた。まだ体が細かった若いころ、ビデオで左前みつを取って走る千代の富士の相撲を研究したという。

 「白鵬関が出稽古にきたときは、親方は本当にうれしそうに迎え、2人でよく話し込んでいた。親方が存命だったら、記録が並んで『よかったな』と大喜びしたと思う」と九重部屋関係者は、しみじみと話す。

 白鵬は後援会の人から花道での花束贈呈は記録更新のときか、千代の富士に並んだときか、といわれ迷わず「並んだとき」と答えた。約束通り花道で花束を受け「早々達成できてほっとした」と笑顔を見せた。

 「横綱は勝たないといけない。でも勝ち負けというより、相撲からいろんなものを学んだ」と感謝の気持ちも忘れない。1敗で追っていた高安も2敗に後退。11日目で魁皇に肩を並べ、12日目に更新し、後は一気に39回目のVへゴール。“黄金プラン”を描いている。

最終更新:7/18(火) 17:08
夕刊フジ