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全国高校野球静岡大会2回戦 浜松球場(17日)

7/18(火) 12:30配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 ■磐東、12点差はね返す

 ▽2回戦(浜松第1試合)

 静岡大成

 131000000100―15

 20211423001x―16(延長11回)

 磐田東

 ▽本塁打 荒木(磐)

 ▽三塁打 増田竜(静)後藤、寺田(磐)

 ▽二塁打 増田竜、加瀬、白鳥、松永、杉山智(静)永野、武内(磐)

 ▽試合時間 3時間41分

 【評】磐田東が最大12点差をひっくり返し、静岡大成との両軍合わせて42安打の乱打戦を制した。

 磐田東は三回までに守備が乱れて計14失点を喫した。その後は6安打6打点の寺田の活躍などで小刻みに加点して接戦に持ち込み、延長十一回無死一、二塁で武内がサヨナラ打を放った。

 静岡大成は主戦若生が中盤に制球を乱し、リードを守り切ることができなかった。



 ■シードの意地見せる コールド寸前猛反撃

  最大12点差をひっくり返した磐田東。第4シードとしての意地の逆転劇だった。静岡大成と両軍合わせて42安打が乱れ飛び、31得点を取り合った熱闘は3時間41分に及んだ。

 「情けない」。山内監督の開口一番は、勝利の喜びより嘆きの言葉だった。初戦の硬さから序盤に守備が崩壊した。「(記録に表れないミスも含めると)失策は六つ。普段ならあり得ないミスだった」と指揮官も頭を抱えた。

 絶望的な三回までの14失点。戦意を喪失してもおかしくなかった。覚悟を決めた指揮官は目先の危機に集中させた。まずは五回コールドを逃れ、次に七回コールドの危機を脱する。その間にじわじわと追い上げた。6安打6打点と攻め立てた主砲寺田は「点差を考えず打ってつなぐという気持ちだけだった。1点ずつ取っていこうと声を掛け合った」

 三回途中に登板し、相手の勢いを止めた右腕永野は「気持ちで負けないよう直球で押した」。八回途中から救援した武内は、延長で勝利を決める一打も放った。「チャンスを生かすことができてよかった」と安堵(あんど)の表情。戦いを終え冷静になった袴田主将は「反省を次に生かさなければ」と肝に銘じた。



 ■静岡大成主戦 若生「悔しい」

 静岡大成の主戦若生は「仲間がせっかく点を取ってくれたのに申し訳ない」と口を真一文字に結んだ。

 三回までに14得点。勝利は手中にあったはずだった。序盤、緩い変化球で打者の打ち気を逆手に取り、中盤以降は直球との緩急を使った。「コールドにしようと思って守りに入ってしまった」。反撃を食い止められなかった。先発、再登板して計186球の熱投。「自分の力が出せなかった。この悔しさは一生忘れない」。今後の野球人生での雪辱を誓った。



 ■​理想的展開 浜商が快勝

 ▽2回戦(浜松第2試合)

 浜松商

 300003001―7

 010000200―3

 三島南

 ▽二塁打 鈴木、岡田、原田(浜)

 ▽ボーク 河野(浜)

 ▽試合時間 2時間19分

  【評】浜松商が先制、中押し、駄目押しの理想的な展開で三島南を退けた。

 浜松商は相手主戦の立ち上がりを攻めて鈴木の2点適時二塁打などで3得点し、その後も好機に適時打が出た。守っては河野、中山、宮本、増田の継投で3失点に抑えた。

 三島南は安打数では上回ったが11残塁。八回1死満塁の逸機も響いた。



 ■4投手リレー 2戦連続成功

 浜松商は初戦に続く4投手の継投で難敵三島南に快勝した。鈴木監督は「継投は勇気がいる」と毎回肝を冷やしたが、タイプの異なる4投手の起用に手応えを得た。

 三回から登板した中山は初戦で制球に苦しんだが、2回戦は「立ち上がりを修正できた」と3回を投げて1安打無失点。武器のスライダー、カーブで空振りを奪った。背番号1を背負うのは抑えの左腕増田。「継投が今年のスタイル。試合の状況を見ながらいつでもいける準備をしている」と淡々と役目を担う。

 浜松球場での試合は2回戦が最後。スタンドを埋めた地元ファンの声援を力に、次戦でシード撃破に挑む。

静岡新聞社