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<世界水泳シンクロ>元日本代表スペンドラブ、米代表で銅

7/18(火) 7:30配信

毎日新聞

 【ブダペスト村上正】水泳の世界選手権で17日行われたシンクロナイズドスイミングの混合デュエットで、かつて日本代表で活躍したスペンドラブ(旧姓・北尾)佳奈子が、米国代表として出場し銅メダルを獲得した。

 首から下げた銅メダルを見詰めながら「もっと良い色を目指していたけど、やっぱり(メダルは)うれしいですね」と笑顔がはじけた。2004年アテネ五輪の日本代表としてチームの銀メダルに貢献したスイマーは、12年ぶりの世界選手権出場を楽しんでいた。

 銀メダルを獲得した05年の世界選手権後に現役引退。次は水中での芸術性を追い求めるため世界最高峰のエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」を目指した。オーディションに合格し、新たな目標にたどりついた。高さ、スピードを追い求めるシンクロとは違い、多種多様な表現力が求められ練習に明け暮れた。

 10年に米国人男性と結婚。15年に長男を出産した後に米国籍を取得した。その1年ほど前から米国の男性シンクロ第一人者、ビル・メイから混合デュエットのパートナーを頼まれていた。「人には言えなかったが、野望はあった」と快諾。35歳で再び世界選手権に戻ってきた。

 メダリストの演技はさび付いていなかった。切れ味の鋭い脚技が光り、男女の微妙な関係をメイと演じきった。「これからも混合デュエットの可能性を追い求めたい」。あくなき挑戦は続く。

最終更新:7/18(火) 10:36
毎日新聞