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日野原重明さん死去 「知的好奇心の塊だった」「死ぬときはフォーレの『レクイエム』を聞きたいと…」知人ら悼む

7/18(火) 15:29配信

産経新聞

 日野原さんの活動は多岐にわたり、医療の分野だけにとどまらず、影響を受けた人も少なくない。

 30年以上の親交があった上智大グリーフケア研究所特任所長の高木慶子(たかき・よしこ)さん(80)は「娘のようにかわいがってもらった。全ての物事に関心がある知的好奇心の塊のような人」と死を悼んだ。高木さんは阪神大震災やJR福知山線脱線事故などの遺族のケアを続けているが、日野原さんから「身体だけを治療しても心が整わなければ人間はうまくいかない」と言われたことが忘れられないという。

 日野原さんの母校、旧神戸市立諏訪山小学校の後輩に当たる龍谷大の鍋島直樹教授(真宗学)は「医療者でもない私を大切にしていただいた。私の原点を作ってくれた」と振り返った。「死ぬときはフォーレの『レクイエム』を聞きたい」と言われ、神戸の合唱団で練習したことも。鍋島教授は「具合が悪いと聞いていたが、亡くなるのが今とは思っていなかった」と言葉を詰まらせた。

 日野原さんが卒業した関西学院中(旧制)を運営する学校法人関西学院の宮原明理事長は「関西学院を温かい目で見守っていただいた。安らかにご永眠されるようお祈りします」とコメントした。

最終更新:7/18(火) 15:43
産経新聞