ここから本文です

徳永英明が病から得た気づき ハンマーカンマー替え歌には「感謝」 カバー曲封印の「正直な理由」とは

7/19(水) 7:00配信

withnews

 昨年、もやもや病の手術を受けたシンガーソングライターの徳永英明さんが、4年ぶりのオリジナルアルバム「BATON」を19日に発売しました。病を経て得た気づき、カバー曲を「封印」した理由、テレビ番組の企画で話題になった「壊れかけのRadio ハンマーカンマーver.」などについて語ってくれました。

【写真】紅白リハ 星野源が披露した「恋ダンス」 渡辺直美の気合メーク

「自分のため」から「人のため」に

 ――昨年の2月に、持病のもやもや病(脳の動脈が詰まったり細くなったりすることで、血流が悪化する病気)の手術をされたそうですね。

 右手が重く感じたので病院でMRIを撮って。「いまのうちにやった方がいい」ということで手術しました。(こめかみを指さして)ここにあった太い血管を移植したんです。6、7時間ぐらいですかね。できるだけいい状態で手術を受けるため、事前の期間も含めて40日ほど入院しました。

 2001年に初めてもやもや病とわかった時は、「3年後には(閉塞した動脈に代わる)血管が伸びているだろう」という判断で手術しませんでした。今回は右手が重くなっちゃったのでやりましょう、と。

 ――症状は収まりましたか。

 ええ。入院してすぐ、薬のお陰で。手術後は薬も飲んでいません。

 ――手術にあたって心配だったことは。
 
 体力ですね。手術をすると体力が落ちますから。結局、体力が戻りきらないうちにツアーに出て、一部が延期になってしまいました。急性咽頭炎で声が出なくなったんです。咽頭炎自体は1週間ほどで治って、最終的には全44本やり通すことができたのでよかったですが。

 ――病を経て、心境の変化はありましたか。
 
 最初にもやもや病をやってから、歌詞もメロディーも変わりました。それまでは「自分のため」という思いが強かったんですけど、「人のために歌おう」という気持ちが大きくなってきました。やっぱり大病をしたら、そういう学び、気づきがないとダメですよね。


 ――アルバム「BATON」にもそうした思いが反映されている?

 特に「バトン」という曲はそうですね。「闘わなくていい」「変わらなくてもいい」という歌詞ですから。達観というわけでもないですが、詞が大人になったなという感じがします。

 ――ネガティブな面も含めて肯定するような。
 
 ネガティブを肯定してますよね。人生を重ねれば色んなものにぶつかりますし、病気もありましたし。

 この曲のテーマは、自分自身が次の自分にバトンをつないでいくこと。「背中が僕の希望」という歌詞はそういう意味です。時にはつなげないこともある。でも最後には「また逢いましょう」という。

 ――「バトン」は手術前につくった曲ということですが、その後のことを予見しているような内容ですね。

 2014年か15年ぐらいの曲ですね。詞っていうのは未来へ向けて書くんですよ。3カ月後、1年後の自分に。書いている時は何も気づかないんだけど、後になって「ああ、そういうことだったのか」って。まあ占いと一緒で「言い当てている」と言い出したら、全部そうなっちゃいますけど。

1/2ページ

最終更新:7/19(水) 7:00
withnews