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<韓国>南北軍事会談を提案 北朝鮮と対話本格化

7/18(火) 10:53配信

毎日新聞

 【ソウル米村耕一】韓国政府は17日、軍事境界線付近での緊張緩和のための軍事当局者会談を21日に板門店で実施することを北朝鮮側に提案した。また南北離散家族再会事業開催のための赤十字会談を8月1日に開催することも呼びかけた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が南北対話の重要性を強調した今月6日の「ベルリン演説」を受け、文政権が南北対話へ向けて本格的に動き出したものだが、北朝鮮側が応じるかどうかは不透明だ。

 趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相は「緊張緩和のための南北対話と協力は、核問題解決にも寄与する」と表明。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を強行するなど挑発行為を継続する中で、韓国政府は制裁と対話を同時並行的に進めることで、北朝鮮を交渉のテーブルに引き戻したい考えだ。

 ベルリン演説で文氏は「軍事的緊張の悪循環が限界点に達している今、対話の必要性が過去のどの時期よりも切実だ」と述べていた。韓国は、軍事当局者会談では軍事境界線付近での拡声機による宣伝放送の中断などを提案するとみられる。

 一方、「ベルリン演説」について北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は15日、「関係改善どころか、障害ばかりを重ねる寝言のような詭弁(きべん)」と批判する論評を掲載した。論評は「スポーツ・文化交流と人道協力事業を否定はしない」と強調しつつも、離散家族再会事業開催の前提として、昨年4月に集団脱北した食堂従業員を北朝鮮に戻すよう要求するなど、韓国側が受け入れられない条件を付けていた。

最終更新:7/18(火) 10:53
毎日新聞