ここから本文です

公式戦初満塁弾!早実・清宮、7戦連発105号「入ったと思った」/西東京

7/18(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第99回全国高校野球選手権大会西東京大会(17日、都芦花0-14早実=七回コールド、ダイワハウス八王子)春夏連続の甲子園出場を目指す第1シードの早実が17日、西東京4回戦(ダイワハウス八王子)で都芦花に14-0で七回コールド勝ちした。「3番・一塁」で先発出場した主将の清宮幸太郎内野手(3年)が、七回の第5打席で公式戦初の満塁本塁打を放ち、高校通算本塁打を105本に伸ばした。公式戦では自身最長の7試合連続アーチ。高校最後の夏。怪物スラッガーの勢いは増すばかりだ。

 観衆4600人が、驚嘆の声をあげた。大きな弧を描いた打球が、左中間最深部の芝生席に着弾。七回一死満塁で迎えた第5打席。清宮が、カウント2-1から右腕・渡辺の外角直球を逆らわずに逆方向に運んだ。

 「すごく感触がよくて入ったと思った。練習から、最近は向こう(左)に飛んでいるのでその成果だと思う。(満塁弾は)なかなかないので、うれしかったですね」

 公式戦では高校通算49試合目、25本目にして初の満塁本塁打。五回の第4打席では二死満塁で二飛に倒れ、巡ってきた2度目の満塁機。「やっぱり同じ結果だと悔しい。前の打席を修正しつつ打席に入れた」と意地を見せた。

 進化を証明する一発だ。今年放った27本塁打のうち、左方向への当たりは3本目(右翼19、中堅5)。「1、2年の時は、あの当たりは入っていない」と自ら分析した。「一流の(左)打者は左方向へ」と練習では逆方向への打撃を意識。米大リーグ、レッドソックスなどで活躍し、メジャー通算541本塁打のデービッド・オルティス氏(41)の動画を参考にしてきた。

 パワーアップのための体重増量も効いている。1週間に1度、マネジャーに体重を申告する徹底した管理の下で、昨夏に97キロほどだった体重は現在101キロとなった。

 どうしても打ちたい理由もあった。この日は、ラグビーのトップリーグ・ヤマハ発動機監督の父・克幸さんの50歳の誕生日。報道陣から父の話題を振られると「そうっすね」とうれしそうな笑みをみせ、「最後の最後に結果が出てほっとしています」と最高のプレゼントとなった。

 これで公式戦では春季東京都大会から7試合連発。高校通算105本塁打で史上最多とされる山本大貴(兵庫・神港学園)の107本まであと2本に迫った。この日も報道陣34社111人が集結したが、次戦はダイワハウス八王子から神宮球場に舞台を移し、21日に法政との5回戦に臨む。

 「八王子の最後に、いい終わり方ができた。一区切りが付いたので、また初戦のつもりで万全の準備をしたい。最後は笑って終わりたい」

 2年ぶりの聖地へあと4勝。怪物スラッガーの、熱き戦いはまだまだ続く。