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トレッキングコースを観光資源に 京都・綾部で整備へ

7/18(火) 15:16配信

京都新聞

 京都府綾部市でトレッキングコースを整備する動きが官民で進んでいる。市は本年度、京丹波町と市町境にある大栗峠への道を改修する予定で、昨年度は地域住民らが口上林地区や四尾山で散策道を整備した。観光資源の掘り起こしを進める市は、観光協会や地域と連携して体験型観光商品として売り出す意向だ。
 市が同町と整備に取り組むのは、大栗峠から同市八津合町までの6キロ。中上林地区と京丹波町和知を結ぶ「山田道」と「和知道」で、かつて舞鶴-京都を旅する人の往来があった。古い道標や石仏があり、近くには奥上林までの眺望が開ける場所もある。
 市は昨年2月から森の京都事業の観光資源を探るワークショップを開催。地元住民から「上林城跡に続く古道の山田道を活用したい」と提案があった。町から市へ古道の共同整備の打診もあり、尾根筋で傷みが少ない同道の整備を決めた。府の交付金700万円を活用し、本年度中に倒木撤去や枝の伐採を行う計画だ。
 市内では山歩きの道を整備する動きが相次いでいる。口上林地区では昨年度、地域住民が落差7メートルの不動の滝につながる古道を復活させた。綾部地区でも、自治会連合会や綾部青年会議所が市街地に近い四尾山中腹の登山道150メートルを整備。府は同市睦寄町古屋に案内看板を取り付けた。
 トレッキングの流行もあり、市は観光ガイドの養成や受け入れ体制を確立した上で、古道を活用した体験型観光商品の販売を目指す。市観光交流課は「観光事業者とも連携し、課題解決や体制整備を図っていきたい」としている。

最終更新:7/18(火) 15:17
京都新聞