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ソウル市、来年から無期契約職2442人を正規職に転換…最低時給も9000ウォン台に

7/18(火) 13:07配信

中央日報日本語版

ソウル市は17日、ソウル交通公社など11の投資・出資機関で働く無期契約職2442人全員を来年1月から正規職に転換すると発表した。現在1時間当たり8197ウォン(約817円)である「ソウル型生活賃金」を来年には9000ウォン台に引き上げると明らかにした。

生活賃金はソウル市が期間制労働者に支給する賃金の基準時給だ。韓国政府が定めた今年の最低賃金は6470ウォン、来年は7530ウォンだ。

ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長はこの日記者説明会を開いてこうした内容を骨子とする「労働尊重特別市2段階7大実行計画」を発表した。計画によると、無期契約職は既存の正規職に統合する形式で転換が行われる。この措置により多様な職群の無期契約職が恩恵を得られることになった。地下鉄九宜(クイ)駅での事故後に外注業者所属からソウル市が雇用する無期契約職に身分が変わったホームドア補修員も正規職転換対象だ。ソウル市のチョ・インドン雇用労働政策官は、「雇用は安定しているが賃金体系と昇進、福利厚生の側面で正規職と異なり『中規職』と呼ばれた無期契約職を事実上の非正規職とみて差別解消に乗り出すものだ」と説明した。

生活賃金は来年には9000ウォン台に引き上げて、再来年には1万ウォン台に高めるというのがソウル市の計画だ。現在1万5000人ほどが生活賃金適用対象者だ。

ソウル市はこれとともに今年中にソウル研究院など16カ所の投資・出資機関に「労働者理事」のポストを作ることにした。公共部門の脆弱労働者保護のために労働調査官制度を導入するという内容も発表に含まれた。

2017年基準でソウル市の9級公務員1号俸は税込みで139万5800ウォンだ。ここに職級補助費と食費を加えると164万ウォンになる。生活賃金適用を受けるソウル市の期間制労働者の給与は月163万ウォンだ。来年に生活賃金が9000ウォン台になり、公務員年俸が生活賃金引き上げ水準で上がらなければ期間制労働者が9級1号俸を適用される公務員よりも多い給与を受けることになる。これについてソウル市関係者は、「雇用が保障される公務員給与と期間制労働者の賃金を単純比較するのは適切ではない」と話している。

無期契約職の正規職転換や、期間制労働者の賃金引き上げにかかる費用をどのように調達するのかに対する具体的な計画は用意されていない。ソウル市は来年無期契約職の正規職転換に77億ウォン、生活賃金引き上げには234億ウォンが必要なものと推算している。ソウル市関係者は「2つの事業の財源は今年ではなく来年度予算から反映される。今後議論を通じ予算が用意できるようにする」と話した。