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<調布の小型機墜落>重量超過や低速離陸などで失速 報告書

7/18(火) 17:00配信

毎日新聞

 東京都調布市の住宅地に2015年7月、5人乗りの小型機が墜落して8人が死傷した事故で、国の運輸安全委員会は18日、調査報告書を公表した。重量オーバーや低速での離陸、行き過ぎた機首上げ姿勢の継続などが重なり、失速して墜落したと推定。一方、エンジンに不具合があったかや、機長がなぜ墜落に結びつく行動をとったかは解明できなかった。

 事故では操縦していた川村泰史機長(当時36歳)と搭乗者の早川充さん(同)、墜落現場の住宅の鈴木希望(のぞみ)さん(当時34歳)が死亡。搭乗者3人と住民2人の計5人が重軽傷を負った。

 小型機は米国パイパー社製の単発プロペラ機「PA-46-350P型」。報告書は燃料や搭乗者の合計体重などから、離陸できる最大重量(1950キロ)を約58キロ超過し、離陸と上昇する力を低下させていたと推定。最大重量の場合でも離陸には時速約144キロまで加速する必要があったが、実際は時速約135キロで離陸した。【酒井祥宏】

最終更新:7/18(火) 17:00
毎日新聞