ここから本文です

<蔡焜燦さん死去>台湾実業家 「街道をゆく」司馬氏案内役

7/18(火) 17:54配信

毎日新聞

 【台北・福岡静哉】日本と台湾の交流に尽力した実業家の蔡焜燦(さい・こんさん)さんが17日、台北市の自宅で死去した。90歳だった。蔡さんは作家・司馬遼太郎のエッセー「街道をゆく 台湾紀行」で取材の案内役を務め、作中にも「老台北(ラオタイペイ)」として登場した。

 日本統治下の1927年、現在の台中市生まれ。旧日本軍に志願し、日本で終戦を迎えた。その後台湾に戻り、電子機器会社を経営するなどした。日本の教育を受けて育った「日本語世代」の代表的存在で、李登輝元総統とも親交が深かった。

 短歌愛好会「台湾歌壇」の代表を務め、日本文化の紹介に貢献したとして2014年春の叙勲で旭日双光章を受章。同歌壇は今年度の日本の外務大臣表彰を受けた。

最終更新:7/18(火) 17:54
毎日新聞