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<世界シンクロ>あくなき挑戦続く 元日本代表スペンドラブ

7/18(火) 18:16配信

毎日新聞

 首から下げた銅メダルを見詰めながら「もっと良い色を目指していたけど、やっぱり(メダルは)うれしいですね」と笑顔がはじけた。水泳の世界選手権シンクロ混合デュエットで米国代表として出場したスペンドラブ(旧姓・北尾)佳奈子。2004年アテネ五輪の日本代表としてチームの銀メダルに貢献したスイマーは、12年ぶりの世界選手権出場を楽しんでいた。

 銀メダルを獲得した05年の世界選手権後に現役引退。次は水中での芸術性を追い求めるため世界最高峰のエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」を目指した。オーディションに合格し、新たな目標にたどりついた。高さ、スピードを追い求めるシンクロとは違い、多種多様な表現力が求められ練習に明け暮れた。

 10年に米国人男性と結婚。15年に長男を出産した後に米国籍を取得した。その1年ほど前から米国の男性シンクロ第一人者、ビル・メイから混合デュエットのパートナーを頼まれていた。「人には言えなかったが、野望はあった」と快諾。35歳で再び世界選手権に戻ってきた。

 メダリストの演技はさび付いていなかった。切れ味の鋭い脚技が光り、男女の微妙な関係をメイと演じきった。「これからも混合デュエットの可能性を追い求めたい」。あくなき挑戦はこれからも続く。【村上正】

最終更新:7/18(火) 18:23
毎日新聞