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<パワハラ自殺>愛知県警、巡査側と和解 解決金150万円

7/18(火) 18:47配信

毎日新聞

 愛知県警中署の男性巡査(当時24歳)が2010年11月に署内で拳銃自殺したのは上司のパワハラが原因として、両親が県に約5700万円の賠償を求めた訴訟は18日、名古屋地裁で和解が成立した。パワハラがあったと県警側が認め、県が解決金150万円を支払う内容。巡査の父(62)は名古屋市内で同日記者会見して「パワハラ行為者に対する厳正な懲戒処分を望む」と語った。

 和解内容では、県警側が巡査の自殺に遺憾の意を表明し、当時の上司と先輩が腕立て伏せをさせるといった侮蔑的な責や威圧的な退職勧奨など不適切な行為をしたと認めた。

 提訴時、自身も愛知県警警部補だった父は「県警は当初、事実を隠蔽(いんぺい)していたが、やっと認めた。風通しの良い組織になってほしい」と話した。代理人弁護士は「パワハラと自殺の法的な因果関係までは認めさせられなかったが、県警が自殺についても非を認めたと理解している」と話した。

 県警監察官室の富田敏弘室長は「当方が訴訟で主張してきた内容が踏まえられた内容だったので、和解に応じるのが適当と判断した」とコメントした。

 訴状によると、巡査は10年4月に採用され、同10月から中署地域課に所属し交番で勤務していたが、上司による「しごき」「いじめ」が繰り返され、自殺当日も拳銃のひも紛失を巡って殴る蹴るなどの暴行を受けたとしていた。【金寿英】

最終更新:7/18(火) 18:47
毎日新聞