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日本政府が「関心表明」 中国公船の領海内航行

7/18(火) 17:44配信

朝日新聞デジタル

 中国海警局所属の公船2隻が17日、青森県西津軽郡の艫作(へなし)崎や東津軽郡の龍飛崎の沖合の日本の領海内に入った。日本政府は18日までに外交ルートを通じて中国側に「関心表明」をした。沖縄県・尖閣諸島周辺の地域だけでなく東日本も含めて中国公船による領海内の航行が頻発しており、政府は中国側の意図を分析している。

 外務省によると、この海域で中国海警局の公船が領海に入ったのは初めて。

 2隻は15日には長崎県対馬市の対馬沖や福岡県宗像市の沖ノ島沖でも領海に入った。一連の航行をめぐり、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は17日、在日中国大使館の劉少賓次席公使に電話で「関心」を伝えた。国連海洋法条約で各国の船に認められている「無害通航」に当たるか当たらないか判然としないため、抗議ではなく「関心表明」にとどめたという。

 政府関係者は「今回はこの海域を通航すると事前に連絡があり、昨夏に多数の中国公船が尖閣周辺に押し寄せたケースとは異なる。意図を分析中だ」と話す。(松井望美)

朝日新聞社