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大宮出身在住の日本画家・丁子紅子さん、桐野夏生さんの小説カバー装画を担当 /埼玉

7/18(火) 18:02配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 大宮出身在住の若手日本画家、丁子紅子さんが6月15日に発売された作家桐野夏生さんの小説「顔に降りかかる雨」文庫新装版のカバー装画を担当した。(大宮経済新聞)

丁子さんの個展の様子(関連画像)

 丁子さんは大宮光陵高校美術科を卒業後、女子美術大学絵画学科で日本画を専攻した。卒業後、いったんはジュエリーの会社でジュエリーデザインの仕事をするが、絵のない生活に違和感があり、画家として活動していくことを選んだという。

 黒髪と目元が印象的な女性を描く画風になってから、個展の機会が増え、今年に入ってからすでに16回の展示会を行った。丁子さんは「毎回来てくれる人に新しいものを見ていただきたいので、基本的にいつも新作を出している」と話す。作品と親しみやすい丁子さんの魅力で展示会には多くの来場者があるという。

 今回のカバー装画は、カバーデザイナーの鈴木久美さんが丁子さんの絵を以前に見て気に入り、「ここぞという時にお願いしたいと思っていた」ことから実現した。

 丁子さんは「カバー装画の仕事は一度やってみたいと思っていたのでうれしい。とても有名な作家さんの本のお話を頂いて光栄に思っている。鈴木さんを通じ桐野さんが『きりっとした目元がいい』と言っていたと聞いている」とほほ笑む。

 いくつか作品を提案した中で、決まった絵は「先へ」というタイトルのもの。「この先に続く何かを見据える前向きな作品で、今回の小説にぴったりなので、これが選ばれて納得だった」と話す。

 実際に販売されてから書店に行き「平置きで陳列されていて感激し、手に取って買われていったので感動した」と丁子さん。

 同作品は私立探偵ミロ・シリーズの第1弾で、7月15日に発売された第2弾「天使に見捨てられた夜」新装版のカバー装画も丁子さんが担当している。

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