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<トランプ大統領別荘>訪問者記録、開示命令 NY連邦地裁

7/18(火) 20:25配信

毎日新聞

 【ワシントン山本太一】米東部ニューヨーク州の連邦地裁は国土安全保障省に対し、大統領の別荘で南部フロリダ州にある会員制リゾート「マララーゴ」の訪問者記録を、9月8日までに調査・開示するよう命じる決定を出した。開示を求め提訴した研究団体などが17日、明らかにした。原告側によると、決定は14日付で、同省は決定に合意した。

 この訴訟はワシントンの研究団体「ナショナル・セキュリティー・アーカイブ」とコロンビア大学の「ナイト憲法第1修正研究所」などが提起。「最高権力者が誰の影響を受け政策形成をしているか、米国民に知る権利がある」として、大統領警護を担当するシークレットサービスが属する国土安保省を4月に訴えていた。開示を求めたのはマララーゴとホワイトハウス、ニューヨークのトランプタワーの訪問者記録。

 トランプ大統領は就任後の2~4月に7回、マララーゴを利用したが、首脳会談の相手である安倍晋三首相や中国の習近平国家主席ら一部の招待客を除き、大半の同行者や訪問者の氏名などの記録は未公表だ。トランプ政権は、オバマ前政権が情報開示請求訴訟を受け2009年から始めた、ホワイトハウスの訪問者記録の公開も中止している。記録には訪問者の氏名と入退出時刻、訪問相手が含まれていた。

 原告側は、開示された情報は全て公表し、ホワイトハウスに関する訪問者記録の開示請求も続けるとしている。政権側はトランプタワーの記録は存在しないと主張している。

 トランプ氏は、歴代大統領が慣例で公開してきた財務状況が詳しく分かる納税申告書も公開しておらず、情報開示に後ろ向きな姿勢が目立っている。

最終更新:7/18(火) 20:25
毎日新聞