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蓮舫氏、戸籍情報開示 二重国籍批判、都議選敗北で再燃

7/18(火) 20:09配信

朝日新聞デジタル

 民進党の蓮舫代表は18日の記者会見で、国籍法に基づく日本国籍の選択宣言をしたことを証明する戸籍謄本の一部などを開示した。党内外で出ている台湾との二重国籍批判をかわす目的だが、出自にかかわる個人情報を公党の代表が開示する姿勢が前例となり、差別を助長しかねないとの批判の声が出ている。

 開示資料は昨年10月7日付で日本国籍の選択宣言をした記述がある戸籍謄本の一部に加え、台湾当局からの「国籍喪失許可証書」や法務省とのやりとりを記した文書など計6通。蓮舫氏は開示理由について「本来戸籍は開示すべきではないが、民進党代表の発言の信頼が揺らいでいるのはよくない。政権への説明責任を求める立場であることを勘案して公表することにした」と述べた。

 蓮舫氏は昨年の代表選当初、「私は生まれた時から日本人。(台湾)籍は抜いている」と主張していたが、台湾籍が残っていたことが判明するなど説明が二転三転。台湾籍を離脱し、日本国籍の選択宣言の手続きをとった。だが、ネットなどでは選択宣言を裏付ける戸籍公開を求める意見がくすぶり、東京都議選での敗北で党内でも問題が再燃。開示に踏み切った。

 蓮舫氏は開示で自身への疑念を解消したい考えだが、個人情報でも最も重い戸籍の開示には党内の賛否が割れ、専門家から厳しい批判が相次いでいる。蓮舫氏は「差別を助長しない社会をつくる」と強調したが、さらなる党勢低迷と混乱を招く可能性がある。(中崎太郎)

朝日新聞社