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3500人のゲノム解析=日本人の変異、医療に貢献ー東北大など

7/18(火) 18:09配信

時事通信

 東北大と岩手医科大は18日、日本人の成人男女約3500人の全遺伝情報(ゲノム)を網羅的に解析し、DNA配列の個人差がある箇所を約3710万カ所明らかにしたと発表した。このうち7割は既存の国際データベースになく、日本人に特徴的な変異が多く含まれている。

 東北大の長崎正朗教授は記者会見で「希少な遺伝性疾患の原因や、薬が効く、効かないという個人差の原因となる変異を解明するのに役立つ」と話した。データは研究者向けに近く公開する。

 解析対象の3554人は宮城と岩手、滋賀、長崎各県の住民。採血し、細胞核の常染色体について4種類あるDNAの配列を調べ、個人差のある箇所を特定した。今後、性染色体についても調べる方針。

 今回明らかになった日本人のDNA配列パターンは欧州人やアフリカ人と大きく違うほか、アジアの中でも中国人やベトナム人と違っていた。祖先が大陸などから日本列島に渡来し、日本人の集団が形成された過程の解明にも役立つという。 

最終更新:7/18(火) 18:15
時事通信