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<大相撲名古屋場所>「気疲れした」高安、宇良の挑戦退ける

7/18(火) 21:13配信

毎日新聞

 大相撲名古屋場所10日目の18日、八角理事長(元横綱・北勝海)も「こういう相撲はこの何十年間見たことがないよね。大胆というか」とうなった一番だった。高安は宇良を何とか退けて勝ち越し、「気疲れした」とつぶやいた。

 高安は無理につかまえに行かず、初顔の出方をうかがった。距離を取って動きを止めて見合う場面も何度もあり、「気を抜かないように相当集中した」。宇良は「あれだけ見られたら思い切りぶつからないと」。自ら下がって助走をつけたり、ぶつかり稽古(げいこ)のように体当たりを何度も挑んだ。

 だが、自身より12センチ身長が低い、宇良が勝機を探るには脚を取ってくると高安は「頭に入っていた」。右脚を取られると「とっさに出た」と相手の出足を生かした豪快な首投げで宇良を裏返し。稽古場では小柄な弟弟子を「相手に好きなように取らせていた」という高安は、いろんな状況を考えた稽古が「生きた」と淡々と振り返った。

 17年ぶりに4横綱3大関が並んだ今場所だが、大関陣は照ノ富士が途中休場し、豪栄道も5勝5敗と苦しんでいる。波乱続きの上位陣で勝ち越しは白鵬に続いて2番目だ。しかし、「8番くらいじゃね。今まで10番勝ってきたし」。優勝争いで遅れをとっている現状には納得していない。【坂本太郎】

最終更新:7/18(火) 22:41
毎日新聞