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<九州豪雨>犠牲者34人、12年を上回る 捜索難航

7/18(火) 21:17配信

毎日新聞

 福岡、大分両県で大きな被害を出した九州北部豪雨は19日、発生から2週間となる。犠牲者は18日までに34人が確認され、30人が死亡した2012年の九州北部豪雨を上回っている。福岡県朝倉市ではなお7人と連絡が取れず自衛隊などが懸命の捜索活動を続けているが、15日以降は遺体の発見がなく難航している。

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 死亡が確認された34人は全員の身元が判明し、このうち5人は福岡、佐賀両県の有明海で見つかるなど発見場所は広範囲に及んでいる。16日に佐賀県みやき町の筑後川の川岸で見つかった男性も豪雨と関連がある可能性があり、県警などが身元の確認を進めている。

 一方、福岡、大分両県では18日夕方時点で826人が避難生活を送っている。17、18日は朝倉市で雨が降って避難指示が2日連続で出され、捜索やボランティア活動も中断。住民も再び避難を強いられ疲れた様子を見せた。福岡県内では19日も雨が予想され、午後6時までの24時間雨量が多いところで80ミリ、1時間あたりで40ミリに達する見通し。

 また福岡県は18日、朝倉市と東峰村の応急仮設住宅の建設に19日から着工すると発表した。朝倉市の杷木小学校運動場に40戸、東峰村の旧宝珠山小学校運動場に17戸を建設。工期は約1カ月で8月19日以降に入居できる。入居期間は最長2年。仮設住宅の近くには集会所も建設する。さらに朝倉市は18日、家屋被害の調査を始めた。「全壊」や「半壊」などの状況を判定し、被災者生活再建支援金の支給が受けられる罹災(りさい)証明書の発行につなげるためで、この日から発行業務も開始した。

 国土交通省は同日、豪雨で大きな被害が出た朝倉市の3河川について、県に代わって緊急的な復旧工事を実施すると発表した。今年6月に創設された権限代行制度に基づくもので、全国で初めての適用となる。【遠山和宏、西嶋正法】

最終更新:7/19(水) 2:37
毎日新聞