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いつでもどこでもゲームで遊べる新ゲームサービス「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」

7/18(火) 21:03配信

Impress Watch

 Yahoo! JAPANは、新ゲームプラットフォーム「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」のサービスを7月18日18時より開始した。

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 「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」は、ブラウザによるインターネットサービスを行なう同社のゲームサービスの1つ。すでに「Yahoo!ゲーム」はサービスを行なって長いが、より高度なゲームを楽しめるように、「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」ではHTML5とクラウドゲームを対象としたサービスとなる。

 プラットフォームがブラウザということで、スマートフォン、タブレット、PC、マルチデバイスなどブラウザさえ動作すれば、端末はどの端末でも基本的には使用することができる。インターネットが使用できるテレビなどもあるが、コントローラーやタッチデバイスなどインターフェイスをはじめとした所定の条件さえクリアしていれば、プレイできることになる。手元にあるデバイスでURLをクリックすれば、インストールも不要で、すぐにゲームにアクセスすることができる。

 また、外出先ではスマートフォンなどで楽しみ、帰宅後はゲーミングPCで大画面で楽しむなど、その場その場の環境で様々な楽しみ方が可能となる。HTML5ということで、グラフィックスなどもかなり進化しており、これまでブラウザゲームの代名詞のように語られてきたFlashゲームなどと比べて格段の美しさと高いゲーム性を誇り、スマートデバイスのネイティブアプリと比べても遜色ないと言える。

 現在はネイティブアプリ全盛だが、たとえばスマートフォンでゲームのURLをリンクでアイコン化し、ネイティブアプリの横に並べておけば同じような感覚でゲームを起動し、そのままプレイすることもできる。ネイティブアプリであればバージョンが上がれば、再度インストールしなければならないし、アプリから差分のデータをダウンロードすることがたびたび発生することがある。またアップデートすればメモリに余裕のない端末であれば、他の写真などのデータ削除などゲームをプレイするために余分な作業が発生するだろう。ブラウザゲームはその都度ネット上からデータを展開するため、こういった不安はなくなる。

 クラウドゲームに関しては、ユビタスの動画ストリーミングを利用しており、ブラウザ上でゲーム操作できる技術を採用することで、家庭用ゲーム機で動作していたような高度なゲームもプレイ可能となっている。会場では「ファイナルファンタジーX HD リマスター」を実際にプレイして、遜色ないことを証明してみせた。

 ヤフーの副社長執行役員を務める川邊健太郎COOは「ゲームの環境は劇的に変化している。これまでハードに縛られていたゲームがWEBでプレイできるようになる。新たな挑戦であり、(新プラットフォームを立ち上げることで市場規模が広がり)ゲーム業界全体に貢献したい」とアピールした。

 「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」には現在、スクウェア・エニックス、コーエーテクモゲームス、レベルファイブ、タイトー、サイバード、SNK、KADOKAWA GAMES、など全52社が参入を表明。今回発表された中にセガゲームスなど、大手ゲーム会社の中でも未参入のメーカーがあるが、ヤフーの脇 康平ゲームプラス事業部ビジネスプロデューサーは「多の企業に関してもお声がけをしている」とし、今後もどんどん増えていくとコメントしている。この中から、サービス開始の7月18日時点でプレイ可能なのは、HTML5タイトルが12タイトル、クラウドゲームが27本となっている。

 ちなみにHTMLゲームはソーシャルゲームに携帯が近いこともあり、基本プレイ無料のゲーム内課金制となっているタイトルが多いが、クラウドゲームなどではチケット制などを採用しているタイトルもある。前述のようにインストールは発生しないが、逆に常にこまめに通信は発生していることになる。特にクラウドゲームは大量のデータが発生する。このため「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」でも、有線環境やWi-Fiでのプレイを強く推奨している。

【プロモーションムービー】■iPhone 5sのブラウザで「聖剣伝説」の3Dデータがグリグリ動く最新デモを披露

 発表会では今後の展開として、単純にブラウザゲームに留まらない、新技術の導入についての展望についても発表が行なわれた。ブラウザゲームと言うことで、Yahoo!のAPIを利用すれば、様々な多のサービスと連携することもできる。

 まもなくサービスインとなる「チョコボのチョコッと農園」ではライフケア「歩数計機能」と連動し、歩いた歩数によってゲーム内コインをもらうことができる。1歩で、1歩数コインが貯まっていく。

 ヤフーの脇氏によれば、位置情報サービスなどとの利用も可能で、こういった機能を利用することで、ユーザーの位置情報とWEBサービスと連動させることで、これまでに無いマネタイズを生み出すことも可能となる。これらは一例であり、現時点で利用できるサービスはYahoo!内だけに留まらず、Facebook、Twitter、インスタグラムなど外部ソーシャル機能との連動も可能。

 さらにたとえるならば、たとえば位置情報と天候情報を組み合わせて利用することで、釣りゲームやゴルフゲームなどで、リアル天候情報と結びつけて状況を変化させることも可能だ。このほかにも、プレーヤーが何度もクリアに失敗すれば、その攻略情報の映像が配信されたきたり、プレーヤーの管理している体重データと連動してアバターの容姿が変化したり、健康管理ソフトで異常があれば元気の内用しになったり……そのアイディアは無限に広がっていく。これらもブラウザゲームであるが故に、導入しやすくなると脇氏はアピールした。

 そしてラストに1本のデモンストレーションがさらっと流された。それはブラウザ上で「聖剣伝説」の3Dゲームがグリグリと動いているデモンストレーションだ。現在のネイティブアプリのゲームと比べてみても遜色ないグラフィックスだが、なんとiPhone 5sのブラウザで動作しているのだ。これには登壇していたゲーム好きなタレント陣(倉持由香さんやインパルスの板倉俊之さん)も驚きの表情を見せた。

 発表会終了後に行なわれた囲み取材の質問では、「参画メーカーがもう少し増え、プレイできる最新のゲームタイトルがもっと増えてからサービスを開始しても良かったのではないか?」といった質問も飛んだが、こういったプラットフォームのサービスを開始しアピールすることで、より多くのデベロッパーの目を向けるという意味でも「今だ」と須藤氏と脇氏は語る。

 今回の発表会は、ユーザーに向けたサービス開始の発表の場であると同時に、ゲームメーカーへのラブコールでもある。HTML5やクラウドゲームでただプラットフォームとして場を提供しているだけでなく、新しい技術も含め、この場でどういったゲームを作り上げユーザーに提供できるのかを、「Yahoo!ゲーム ゲームプラス」ではゲームメーカーに提示している。単純にブラウザゲームプラットフォームへの囲い込みではなく、新しいプラットフォームでなにが実現していくのか? 今後の展開が楽しみなところだ。

GAME Watch,船津稔

最終更新:7/18(火) 21:03
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