ここから本文です

足取られても逆転=高安、宇良を力で圧倒-大相撲名古屋場所

7/18(火) 21:56配信

時事通信

 この日最多の29本の懸賞がかかった一番。小兵の業師、宇良はファンの期待通りの動きを見せたが、高安の気迫がそれを上回った。

 高安が懐に潜らせまいともろ手で突く。土俵際まで相手を下がらせたものの、両者の間にできた距離がくせものだった。宇良は飛び込んでは離れる動きを繰り返し、下手投げやとったりを仕掛ける。高安は攻めをしのいでじりじりと距離を詰めるが、今度は素早く右足を取られた。しかし次の一瞬、「とっさにいった」という首投げ。果敢な挑戦者を豪快に裏返して土俵にたたき付けた。

 高安は出番前の支度部屋で、付け人に足を取らせる予行演習を繰り返した。宇良に足元に飛び込まれることは計算済みだったとはいえ、「相当集中していた。気疲れした」と明かすほど、この一番に神経を使っていた。

 距離を取り、ぶつかり稽古のような突進も見せた宇良は「あれだけ見られていては」と高安の冷静さに舌を巻き、「強かった」と繰り返した。勝ち越しを決めた高安は「盛り上がったからよかった」。変幻自在の相手をはね返し、新大関のプライドをにじませた。

最終更新:7/18(火) 21:59
時事通信