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【北北海道】クラーク・及川、天国の兄との約束“兄弟甲子園出場”果たせず

7/19(水) 7:34配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権北北海道大会 ▽1回戦 白樺学園9―2クラーク(18日・旭川スタルヒン)

 9回1死一塁。打席に入ったクラークの代打・及川大輔はバットを天に掲げた。3年間の思いを込めたフルスイングで空振り三振。2年連続での夏の甲子園出場はかなわず「天国の兄と約束していたので、絶対に甲子園に行きたかった」と、声を振り絞るのが精いっぱいだった。

 突然の別れだった。昨年8月14日。駒大岩見沢のメンバーとして、2007年夏、08年春、夏と3季連続で甲子園に出場した最愛の兄・雄貴さんが心不全で亡くなった(享年25)。昨夏の甲子園初戦・聖光学院戦(3●5)から2日後だった。ベンチ外だった及川はすぐに実家の夕張へ向かい、亡き兄に「甲子園出場」を誓った。

 生前、兄から言われていたのが「甲子園にふさわしい選手になれ―」。14年に駒大岩見沢は閉校となったが、兄を指導した佐々木啓司監督(61)を追ってクラークに入部した。願いは届かなかったが、及川は「雄貴が見てくれていたと思う」。きっと、ほほ笑んでいたはずだ。(清藤 駿太)

最終更新:7/26(水) 23:16
スポーツ報知

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