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ハロプロ20周年目前に新時代突入! ももちがアイドルシーンの未来に残したもの“アイドル=素晴らしい文化”

7/18(火) 12:05配信

Billboard Japan

 6月30日に“ももち”こと嗣永桃子が卒業&引退、7月15日より各グループの新体制お披露目となる【Hello! Project 2017 SUMMER】をスタートと、20周年を目前にハロー!プロジェクト(以下ハロプロ)が新時代へと突入している。

嗣永桃子 ラストライブ写真一覧

ハロプロの長い歴史を先頭で築いてきた者たちが続々卒業

 この20年、今や伝統とも言えるモーニング娘。をはじめ、様々なアイドルグループを絶え間なく輩出してきたハロプロだが、今年になって大きな転機を迎えている。モーニング娘。の後輩としてハロー!プロジェクト・キッズに選ばれてから15年もの間、日本中のアイドルやアイドルフリークにとって憧れの存在になるほどの成長を遂げてきた矢島舞美、中島早貴、鈴木愛理、岡井千聖、萩原舞による℃-uteが解散(http://bit.ly/2shz83Z)。同じくキッズ時代から15年間、Berryz工房、Buono!、カントリー・ガールズといったグループの主要メンバーとして活動し、2011年『めちゃ×2イケてるッ!』で加藤浩次(極楽とんぼ)にバラエティの才能を見出されてからは、日本中のお茶の間を賑わすほどの存在となった“ももち”こと嗣永桃子も、幼児教育の道へ進むべくハロプロを卒業。そのラストライブについては後ほど詳しく記させて頂くとして、ハロプロの長い歴史を先頭で築いてきた者たちが偶然にも一斉にアイドル人生の幕を下ろす形となった。

大改革決行するも戸惑い……それに加えて苦難重なるハロプロ

 また、このタイミングでハロプロは各グループの大改革を決行。ももちがプレイングマネージャーとして牽引してきたカントリー・ガールズ、そのメンバーのうち森戸知沙希、梁川奈々美、船木結は他のグループに移籍してメインの活動を行い、カントリー・ガールズでの活動と兼任。大学2年生の山木梨沙、高校1年生の小関舞は学業との両立の為、学校の休日や長期休暇中での稼働をメインに活動することがまず発表された。

 その約2週間半後、森戸はモーニング娘。'17、船木はアンジュルム、梁川はJuice=Juiceに移籍してメインの活動を行うことが決定し、ハロプロ研修生からは段原瑠々がJuice=Juice、川村文乃がアンジュルムに昇格&加入すること、一岡伶奈は新グループのリーダーに就任することも明らかとなった。昨今のアイドルシーンでは移籍や兼任といったシステムは決して珍しいものではないが、ハロプロにとってグループ間の移籍や兼任(シャッフル/派生ユニットは除く)は20年の歴史で初のこと。当然ながらアレルギー反応を示すファンも多く、戸惑いを隠せないメンバーもいた。

 カントリー・ガールズのファンからすれば、ももちが育てたメンバーたちがここからどんな快進撃を見せてくれるのか楽しみにしていただろうし、グループ自体は存続するとは言え、まだ兼任というシステムに対する価値観が備わっていない者からすると、今回のアクロバティックな措置に対して複雑な心境になるのは当然だっただろう。また、ハロプロより一足先に20周年を迎えるほどの歴史を持つモーニング娘。においては、かつて藤本美貴がソロから加入する事例はあったものの、どこよりもタイトな活動が求められるグループにおいて兼任というスタンスが通用するのか? 13期メンバーが加入したばかりで、今秋には工藤遥が卒業するという繊細な時期にこの展開はどうなのか? そんな疑問や葛藤がメンバーやファンの中に生まれるのは無理もない。

 アンジュルムに関してはリーダー・和田彩花が「3人まとめてどうぞ。来てくれて大丈夫です!」と事前に公言(http://bit.ly/2tSQfIv)していたこともあり、完全ウェルカム状態ではあったが、現在休養中の相川茉穂のことを思うと素直に喜べないファンもいたことだろう。また、Juice=Juiceは全国各地220公演ワンマンライブ完遂のミッションを敢行し、その旅路の途中では、メンバー5人揃ってステージに立てないこともあったり、金澤朋子が子宮内膜症を患ったり、それでも夢の日本武道館に5人で立ってみせた前代未聞のドラマがある。℃-uteと同じく5人組最強アイドルグループとして海外へ飛び立つストーリーを期待していた者も多く、既存の形じゃなくなることに最も難色を示されたグループだったかもしれない。

 そんな賛否両論巻き起こる異例の大改革に加えて、つばきファクトリー・浅倉樹々の腰椎椎間板ヘルニア(※すでに活動を段階的に再開することが決定)、こぶしファクトリー・藤井梨央のルール違反による途中解約、こぶしファクトリー・小川麗奈の不安神経症による活動休止と、明らかに現在のハロプロは苦難続き。本人やメンバーはもちろんだが、ファンも愛情の強い者であればあるほど苦悩の日々が続いていることだろう。

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最終更新:7/18(火) 12:17
Billboard Japan