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温泉街の猫カフェ 店長は黒猫、観光客の人気スポットに

7/18(火) 11:10配信

sippo

 米子市の皆生温泉街に、心も癒やされる場所がある。2歳半の黒猫「くろ」が店長を務める猫カフェ「NEKO CAFE Kuro」。店内にはもう5匹の猫たちとも触れあえる猫部屋がある。

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 くろは皆生温泉街の出身。2年ほど前、経営者の池田和代さん(39)=米子市で美容室などを経営=に拾われた。池田さんが皆生温泉街で営む飲食店の2階に置かれているエアコンの室外機裏で鳴いていたという。知り合いに引き取ってもらったが、やんちゃすぎると池田さんのもとに戻された。もう5匹も捨てられていた野良猫や、知人や保護団体から譲り受けた保護猫で、引き取って世話をしてきた。

 くろは出戻り後、池田さんが飼っている犬と仲良くなり、池田さんは自ら飼うことを決心。「きちんと飼ってあげたい」と思い、日本ペット技能検定協会(東京)が認定するペット飼育管理士や小動物看護士などの資格を取得。猫好きの人が交流し、情報交換ができる場をつくろうと、今年2月、雑居ビルの1階にKuroを開いた。

 店内は広さが40平方メートルほど。4人掛け4席とカウンター8席の飲食空間と、ソファやベッドが置かれた猫部屋に分かれている。猫部屋では、くろと5匹の猫たちが自由気ままに過ごしている。いずれも動物病院で検査を受け、不妊去勢手術を済ませているという。

 最近、近所の旅館のおかみが温泉街の立ち寄りスポットとして紹介してくれることもあり、県外の観光客が訪れることもある。

 店の収益は猫たちの保護活動の資金に充て、引き取り手探しにも協力している。県によると、昨年度の県内での犬猫の殺処分数は犬の6匹に対して、猫は331匹。「米子市で初の猫カフェということもあり、手探り状態のところもありますが、勉強しながら猫の保護や譲渡につなげていきたい」と池田さん。ただ、くろたちは愛着がわき、譲渡は考えていない。

 営業時間は午前10時~午後6時。猫部屋は平日1時間1080円(ワンドリンク付き)、高校生以下864円(同)。飲食のみの利用も可。木曜定休。電話は0859・46・0233。

sippo(朝日新聞社)

最終更新:7/18(火) 11:10
sippo