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いじめ見たらどうする?児童が解決策を探る 戸田の小学校で討論会

7/18(火) 17:58配信

埼玉新聞

 埼玉県の戸田市立第1小学校(星野正義校長、児童数961人)の6年1組で13日、いじめについて児童同士が話し合い、解決策を探る事業が行われた。「いじめはどこにでもある」ことを前提に、いじめを見たら、いじめられたら、どうするかを話し合い、児童の意見を中心に授業が前に進んだ。

 授業の出発点として、市教委が新たに製作したビデオを鑑賞。市いじめ問題調査委員会の委員長を務める岡本卓大弁護士の講話で「人権とは何か。いじめは人権を害する行為」「なぜ、いじめは起きるのか」などの問い掛けで始まる。

 岡本弁護士は「いじめで他人が傷ついたり死んだら、刑罰を受けることになる。親も責任を問われる。加害者は一生心の苦しみを負い続ける。どんないじめもすぐにやめよう」「いじめに遭ったら友人や先生に相談しよう。勇気があったら『いやだ』と言おう」「いじめを見たら『やめろよ』と言おう」と呼び掛けた。

 いじめを見たら、どうしたらいいのだろうか。このテーマで3人ずつのグループに分かれて話し合い、代表者が意見を発表した。

 女子児童は「みんなで仲良くすれば起こらない」。別の女子児童は「相手を思いやる言葉をかける」と訴えた。男子児童の1人は「見ていて自分もつらいから、先生に知らせる」と主張。「支えになってあげる」や「いじめは絶対に許さない」などの意見も出された。

 担任の棚田賢児教諭(44)は「ぼくたちのクラスでは、小さないざこざはあったけど、今のところ、いじめはない。でも、これから起きないとは言えない。つらい思いをする子が出たら支え合ったりできる、良い人間関係を続けたい」と呼び掛けた。

 授業を参観した同校PTA会長の野沢茂雅さん(57)は「指導するのではなく、子どもたちも含め、みんなで考える授業は良かった。いじめはどこでも起きているという認識をもって考えたい」と話した。

最終更新:7/18(火) 17:58
埼玉新聞