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ファストフードに新潮流、生魚を使った丼がアメリカで大人気

7/18(火) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「ポケ」という名前を聞いたことがないだろうか? それは間もなく大きく広がる変化の兆しだ。

【画像】今やどこでも手軽に味わえるポケ

ポケは、ハワイアングルメを代表する一品。この「生魚の食べ物」がニューヨーク、そしてアメリカ国内のダイニングシーンを席巻中だ。ファストカジュアルフード界に、次の流行をもたらしている。

ポケとは、複数の魚介類 (通常はマグロやサーモン)を四角くカットし、醤油ベースのタレに漬け込んだマリネだ。たいていは海藻やキュウリ、アボカド(もしくはトビウオの卵であるとびこ)と一緒に、米や野菜の上に乗せて提供される。ハワイでは食料品店はもちろん、ガソリンスタンドでも手に入る一般的な食べ物だ。再構築され寿司の風味豊かなバージョンであり、基本的に健康的で無限のカスタマイズが可能だ。

ブルームバーグによると、営業側のリスクも少ない。ポケ専門店を開くのに、業務用調理器具や通気システムは必要ない。そのため、一般的なレストランと比較しても、経済的にはるかに悪くないのだ。

ロサンゼルスのダイニングシーンではすでに主流。

ニューヨークではポケ専門店の登場が相次いでいる。

そのカロリーは、メキシカン料理のファストフード「チポトレ」で提供される料理と、シンプルなサラダの中間くらい。ポケボウル(丼)はそのニッチな部分を捉える。風味豊かで、タンパク質も十分。「ウサギの食べ物」といった感じはしないが、脂肪分が少なく、健康的だ。

無限にカスタマイズできるため、ポケ丼専門店は新たな味つけや、オプション変更といった我々の現代的欲求も満たしてくれる。

寿司は、小さくベーシックなものでも15~20ドル(約1700~2300円)以上するが、ほとんどのポケ丼は(具材にもよるが)定食でも10~20ドル(約1100~2300円)。安い生魚料理が嫌いな人も覚えておいてほしい。ポケ専門店は高品質の魚を一括購入しているため、低い価格と高い質を両立できるのだ。

健康と品質を気にする人にとっても、生魚はいい。レストラン経営者やシェフは、提供量が多いほど、食材の新鮮さも維持しやすいと話す。大量に消費されることで、食材の回転率も良くなる。

最後に、我々はポケが「丼」として提供される事実を見逃すことはできない。「丼」というトレンドは、よくマスコミに取り上げられており(昨年、ウォール・ストリート・ジャーナルは「丼は新たなコース料理だ」と宣言した)、その勢いは衰えそうにない。

ポケを試してみる準備はできただろうか? ニューヨークの場合、いくつかの選択肢がある。マンハッタンのチェルシーには「ワイズフィッシュ(Wisefish)」がある。チポトレに似ているが、ベース(米または炭水化物を避けたい場合のズッキーニヌードル)とタンパク質に加え、新鮮なキュウリ、カニ、海藻サラダなど多彩なトッピングを選ぶ。

ミッドタウンイースト地区にある「ポケワークス(Pokeworks)」は、キヌアもしくはケールをベースに、レンコンチップや枝豆といった珍しいトッピングを用意している。ソースも、シラチャー・アイオリや旨味醤油などバリエーション豊か。

同地区にある「サンズ・オブ・サンダー(Sons of Thunder)」は、 通常のマグロやサケのポケ(そして生の魚とは似ても似つかないホットドッグ)に加え、タコのポケを提供している。

ユニオンスクエアにも専門店「ポケスポット(PokeSpot)」があり、その独自のスタイルが流行っている。

一方、カリフォルニアの人々にとってはすでにおなじみのポケ。ロサンゼルスでは、「メインランド・ポケ(Mainland Poke)」「スウィートフィン・ポケ(Sweetfin Poke)」「オハナ・ポケ(Ohana Poke Co)」「ポケ・バー(Poke Bar)」から試してみることをお勧めする。

[原文:How a bowl of raw fish became the next big thing in fast food]

(翻訳:本田直子)

最終更新:7/18(火) 12:10
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