ここから本文です

スマートスピーカー戦争、「アマゾンエコー」日本版は年末投入か

7/18(火) 14:50配信

日刊工業新聞電子版

■ポストスマホ、「どこでも音声AI」の時代

 人工知能(AI)ブーム真っただ中の今日この頃。今年から来年にかけては、人間が話しかけるとAIの音声アシスタントが受け答えしてくれたり、音楽を流したり、あるいは家電製品を操作したりするスマートスピーカーが国内で次々に発売され、ホットな話題となりそうです。

 国内勢で先行するのがLINE。同社は秋に正式発売を予定しているスマートスピーカーの「WAVE(ウェーブ)」について、機能を絞った体験版の先行予約販売を開始し、今月末に出荷を始める。NTTドコモも対話機器の「ペトコ」を8月に発売する予定。

 かたや、米グーグルは「グーグルホーム」の日本での販売を年内に、また6月の世界開発者会議(WWDC)で「ホームポッド」を発表した米アップルは2018年以降、それぞれ日本市場参入を計画しているとのこと。AIの「コルタナ」を持つ米マイクロソフトも、いずれ日本でスマートスピーカーを展開するかもしれません。

 そして、何と言っても日本版の登場が待たれているのが、米国で最も売れ筋の「アマゾンエコー」でしょう。近いうちに日本にやってくるのでは、とファンの間では期待が高まっているようです。

 例えば、脳科学者の茂木健一郎氏。6月初めに開催されたAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)サミットの基調講演の中で、「アマゾンエコーを日本で早く出してくれないかなあ。そうしたらデイワン(発売1日目)で買う」と断言していました。ちなみに彼が「デイワン」と言っていたのは、アマゾンの企業理念である「Every day is still Day One(毎日が常に挑戦に一歩を踏み出す1日目)」のもじりかと思われます。

 そのエコーが米国で一般向けに発売されたのが、約2年前の15年6月(プライム会員向けは14年11月発売)。その後、ホッケーのパックのような形をした「エコー・ドット」や、今年に入ってからは、カメラ付きで、オススメの服装を提案してくれたりビデオ撮影もできる「エコー・ルック」、ビデオ通話にも使える「エコー・ショー」とファミリー製品を次々に発表し、さまざまなユーザーニーズに応えようと選択肢を増やしています。

 そして、ここにきてネットメディアで噂されているのがエコー初代モデルの大幅改良。高さ23.5センチ、直径8.4センチメートルの細長い円筒形をした初代モデルの外観は、お世辞にもクールとは言えません。発売から2年以上が過ぎ、ライバルも増えてきたことから全面的なモデルチェンジに踏み切り、クリスマス商戦に向けて秋にも発売される見通しだというのです。もしかすると、そのタイミングで日本版の発売がアナウンスされる可能性もあります。

1/2ページ