ここから本文です

土屋圭市激走「九州の皆さんが少しでも元気になれるように」/スーパー耐久第4戦オートポリス

7/18(火) 15:26配信

motorsport.com 日本版

 オートポリスで開催された2017年のスーパー耐久第4戦。今回もST-TCRクラスの#97Modulo CIVIC TCRから参戦した土屋圭市は、ファンを魅了する激走を披露した。

【写真】土屋らが乗る#97Modulo CIVIC TCR

 今回の#97Modulo CIVIC TCRは、土屋に加えて第1・2戦でステアリングを握った伊藤真一と中野信治という豪華ラインナップ。グリッド上でも3人が並んでフォトセッションが始まると、メディアのフォトグラファーだけでなく、多くのファンが集まり賑わっていた。

 注目のレースでは、30kgのウェイトハンデを積んでいることもあり、予選ではクラス4番手。スタートは伊藤が務め、3番手に浮上。1時間を経過したところで1回目のピットストップを行い土屋が乗車。前回の鈴鹿同様にアグレッシブな走りを見せた。

 残り1時間のところでピットインし、中野信治に交代。このペースでいけばクラス表彰台は確実だったが、最終スティント開始直後にサスペンショントラブルが発生。ピットでの修復作業を余儀なくされ、クラス4位でチェッカーを受けることになった。

 なおST-TCRクラスは#98Modulo CIVIC TCR(黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規)が今季3勝目をマーク。次回の第5戦のレース結果次第では、最終戦を待たずにチャンピオン決定の可能性も出ている。

 今回も不運に見舞われた#97Modulo CIVIC TCRだったが、土屋自身は良いレースができたと満足していた。

「僕的には、すごい面白いレースだったので満足しているのですが、(中野)信治はかわいそうでしたね。彼が乗っている時にサスペンションのトラブルが出て、修理に追い込まれました。これもレースです」

「でも、内容的にすごく良いレースができたので、今日来てくれた皆さんに“良いもの”が見せられたと思います」

 今回、舞台となったオートポリス周辺は大きな災害が続いており、昨年4月に発生した熊本地震に加え、レースウィーク直前には九州北部に甚大な被害をもたらした豪雨災害も発生。決勝スタート前には、犠牲になられた方々への黙祷も捧げられた。

 土屋はレース前から「九州の皆さんが、少しでも元気になれるようなレースを見せたい」と意気込みを見語っており、週末開催されたピットウォークでは、時間いっぱいピット前に登場。1人1人に対して非常に丁寧なファンサービスを行っていたのが印象的だった。

「九州の皆さんからすれば、一瞬かもしれないですが、『面白かったな、楽しかったな』という日が、1日でもあればなと思って参加しています」

「わざわざサーキットまで来てくれる皆さんに対して、つまらないレースは見せられない。乗るからには、お客さんに喜んでもらえるような内容のレースをしようと思って臨んでいました」

 今季に関しては、第3戦鈴鹿と第4戦オートポリスのみ参戦というスケジュールになっているが、来年以降も参戦する話があれば、ぜひ引き受けたいと語った。

「話があれば乗りたいですね。チームの雰囲気も居心地もすごくいいですし、僕自身はレースをしていてもすごく楽しいです。また僕が楽しんでいるというのがお客さんにも伝わっているとも思います。またご縁があれば、出たいと思います」

吉田知弘