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苦難の歴史 思いはせ行進 キリシタン弾圧 浦上四番崩れ150年

7/18(火) 9:45配信

長崎新聞

 幕末から明治時代初期にかけてのキリシタン弾圧「浦上四番崩れ」から150年の記念祭が16日、長崎市本尾町の浦上天主堂などであり、信者が苦難の歴史に思いをはせた。

 浦上四番崩れは1867年7月、長崎奉行所が浦上村(当時)で信徒を捕らえたことに始まる弾圧事件。明治政府は68年から70年にかけて、3千人以上を金沢(石川県)や津和野(島根県)などに流罪にした。

 記念祭はカトリック長崎大司教区が主催。計約300人が同市大橋町などから浦上天主堂まで、祈りを唱えながら行進した。出発を前に城山教会(同市)の平野哲也主任司祭は「迫害にも揺らがず、信仰を守り伝えた歴史に思いをはせよう」と述べた。

 浦上天主堂に到着後の記念ミサには約900人が参列。同大司教区の高見三明大司教は来年、世界文化遺産登録の可否が審査される予定の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県と熊本県)に触れ「長い間苦しんだ先祖たちの歴史が世界から評価されようとしている」と語った。

 参列した同市青山町の無職、川尻初行さん(68)は「先祖の信仰の強さを誇りに思い感動した。世界遺産として後世に残したい」と話した。

【編注】高見の高は口が目の上と下の横棒なし

長崎新聞社

最終更新:7/18(火) 9:57
長崎新聞