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「子どもの安全確保できない」豪雨被害の小学校移設へ 濁水やがれき、のり面崩落…復旧遅れ

7/18(火) 11:52配信

西日本新聞

 九州豪雨で被害に遭った福岡県朝倉市の松末(ますえ)小(杷木星丸)と志波小(杷木志波)について、森田俊介市長は14日、2学期から久喜宮小(杷木久喜宮)のグラウンドに仮設校舎を建てて移転させると発表した。松末小は5日の豪雨で、職員室や校長室がある1階や体育館に、濁水やがれきが流れ込んだ。学校までの道が崩れ、重機が入れないため、1メートルほどの泥はそのままの状態で、復旧が大幅に遅れている。志波小は校舎は無事だったが、校舎と体育館裏ののり面が6日ごろから崩れだし、数十メートルにわたり崩落している。

【動画】もの凄い勢いで濁流が道路にまで流れこむ様子(JA田川彦山出張所付近)

 市教育委員会によると、「現在の校舎では子どもの安全を確保できない」として13日、各校長、自治組織の幹部、PTA代表などを集め、移転する方針を説明したという。

 松末小の全校児童は27人、志波小は26人。仮設校舎は平屋で、両校それぞれ建設し、教室や職員室、校長室を設ける。体育館は久喜宮小体育館を交代で使う。市教委は「24日までの着工を目指し、2学期に臨みたい」と強調した。

 豪雨の時、児童らと一緒に松末小に避難していた同小出身の40代男性は「本来ならば今の場所で授業を受けてほしいが、実際に学校を見ると復旧は無理だろう」。志波小の関係者は「校舎が無事なのに授業ができないのはつらいが、まだ崩れる可能性があり、移転はやむを得ない」と語った。

 2学期は8月21日からの予定。松末、志波両校を含む杷木地域の計4小学校は統廃合され、来年4月から1校となり、新設「杷木小」として、杷木中の敷地内に建設されることが既に決まっている。

西日本新聞社

最終更新:7/18(火) 11:52
西日本新聞