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トヨタ、WECニュル決勝中盤での失速の原因は”空力バランスのトラブル”であったと声明

7/18(火) 17:10配信

motorsport.com 日本版

 日曜日に行われたWEC(世界耐久選手権)ニュルブルクリンク戦でポルシェ2台に完敗したトヨタは、レース中に空力バランスのトラブルを抱えたことが失速の原因だったことを明らかにした。

WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間レースの決勝結果

 トヨタのTS050 HYBRID 7号車は、ニュルブルクリンク予選でポールポジションを獲得。しかし、レース中にフロアとリヤウイングにダメージを負ったことで失速したという。当初は先頭を駆けていたもののポジションを維持することができずにポルシェの後方に沈み、その後さらにペースダウンしていった。結局、TS050 HYBRID 7号車はトップから1分差の3位でレースを終えた。

 トヨタは今回の出来事について次のような声明を発表している。

「ニュルブルクリンク6時間レースの後、TS050 HYBRID 7号車のボディワークを分析した。それにより、Toyota Gazoo Racingは、レース中の空力性能に予期せぬ変化が引き起こされていたという問題を特定した」

「ポールポジションを獲得したクルマは、レース序盤をリードしていた。しかし、中盤になるとパフォーマンスが低下してしまったため、ポルシェに挑戦することが叶わなかった」

「レース後の調査により、TS050 HYBRID 7号車のフロアには大きなダメージがあり、さらにリヤウイングには穴だけでなく、メインプレーンに亀裂が発生していたことが発覚した」

 チームはフロアのダメージが発生した原因について、マシンが縁石を乗り越える際に、何かしらのデブリが跳ね上げられ、リヤウイングの先端に当たったのではないかと分析している。

 このふたつの問題が、前後の空力バランスを狂わせたと、TMGのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは語る。

「ホセ・マリアがペースを失った時、それはタイヤのデグラデーションによるもののように見えた。でも、実際にはそうではなかった」

 そうバセロンは語る。

「我々は最初の2時間、つまりレースの序盤1/3は、非常に競争力があったのだ」

「我々は予想以上に近づいていた。しかし一方では、チャンスを失った」

 なお8号車は、燃料ポンプの交換に時間を要したため、5周遅れの4位に終わった。この問題はグリッドに並んでいた際から発生しており、スタートドライバーを務めたセバスチャン・ブエミは、モーターの力だけでピットに戻らなければならなかった。