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伝統と革新、表現多彩に そごう美術館で「春の院展」23日まで

7/18(火) 17:01配信

カナロコ by 神奈川新聞

 日本画の伝統と革新を多様な作品で堪能できる「春の院展」が14日、横浜駅東口のそごう美術館で始まった。日本美術院の同人作品33点をはじめ、受賞作品や県内出身、在住の画家の入選作品203点が並ぶ。23日まで。神奈川新聞社などの主催。

 日本美術院は横浜ゆかりの美術家、岡倉天心が中心となって1898年に創立した日本画の研究団体。同展は1945年に「日本美術院小品展覧会」として始まり、70年に現在の名称となった。

 相模原市在住で同人の吉村誠司さんの作品は、ベトナムの風景をモチーフにした「橋」。朽ちかけた橋とカラス、白サギ、水鳥が点在する静かな世界が、心象風景のように広がる。

 同展の規定により作品のサイズが小さいため、新人にも取り組みやすく、挑戦的な作風がそろうのも見どころ。

 同館の市塚寛子学芸員は「小品ならではの工夫された構図や細かい筆の運びをじっくり見てほしい」と話した。

 一般800円、高校・大学生600円。15、16、23日の午後2時から、同人によるギャラリートークを行う。23日は吉村さん。問い合わせは、同館電話045(465)5515。